2012年(平成24年) 3月27日(火)付紙面より
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JR東日本は24、25日、羽越本線の村上駅と酒田駅の間に快速「庄内ひな街道号」を運行、地元自治体や観光団体などが、乗客にひな菓子を振る舞うなどして歓迎した。
庄内一円を会場に開催されている「庄内ひな街道」に合わせた全席指定の臨時列車。窓が大きいクルージングトレイン2両編成で、24日は村上から酒田まで運行され、乗客に鶴岡のひな菓子や村上茶のペットボトルなどがプレゼントされた。
25日は逆コースで運行。酒田駅では午前11時から、普段は市内の観光施設「山王くらぶ」に展示している傘福2本が飾られた3番ホームで出発セレモニーを行った。
酒田獅子舞振興会の吉村栄吉会長が「旅の安全と健康長寿、無病息災を祈願する、おめでたい獅子舞。雄と雌の2頭舞は夫婦円満を表現している」と説明した後、黒と赤の獅子一対による「日の出の舞」が勇壮に披露された。また、乗客には「桜餅」が配られた。
列車は定刻の11時23分、独特のホーンを鳴らし、ゆっくりと滑り出した。