2012年(平成24年) 4月13日(金)付紙面より
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新入社員交通安全セミナーが11日、鶴岡市農村センターで開かれた。新入社員たちが警察官の講話や交通事故に遭った際に役立つ心肺蘇生法の実技指導などを通して、交通安全について理解を深めた。
鶴岡地区安全運転管理者協議会(難波眞一会長)と鶴岡警察署が共催。同協議会の会員事業所の新入社員を対象に、交通事故防止を図ることを目的に毎年この時期に実施している。
この日は、同協議会の33会員事業所から新入社員114人が参加。はじめに難波会長が「セミナーを通して、地域の模範ドライバーとなるよう安全運転を身に付けてほしい」とあいさつ。続いて、鶴岡署の渡会和幸交通課長が管内の交通事故発生状況を説明。「毎年、春は歩行者や自転車などの交通行動が活発になり、事故が多発することが懸念される。皆さんも車の運転には十分に気を付けてください」などと呼び掛けた。
この後、鶴岡市消防本部警備第2課救急係長の松浦裕幸さんらが講師を務め、心肺蘇生法の研修が行われた。参加者たちは10グループに分かれ、ダミー人形を使用して人工呼吸や心臓マッサージなどに取り組み、有事の際の対応を学んでいた。
2012年(平成24年) 4月13日(金)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地でミズバショウが咲き始め、里山にようやく訪れた春を告げている。
ミズバショウはサトイモ科の多年草。花のように見える純白の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に黄色の穂状の花を咲かせる。市羽黒庁舎観光商工室によると、松ケ岡では幅30メートル、奥行き70メートルの湿地に約2万株が自生し、例年3月下旬から咲き始める。
松ケ岡集落の住民によると、今年は雪解けが遅かったものの今月7日ごろから咲き始め、気温が上がった10日すぎから半分ほどが一気に咲き始めた。
湿地には遊歩道が設けられ、小川沿いに咲く姿を間近に見ることができる。周辺の田畑のあぜには残雪があり、長かった冬を感じさせる中、緑の葉と純白の仏炎苞の群落が色彩を放ち、自然の生命力を伝えている。
住民によると、ミズバショウの開花期間は短めで、今週末ごろには見頃となりそうという。