2012年(平成24年) 7月5日(木)付紙面より
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鶴岡市の羽黒第二小学校(齋藤直英校長)の6年生たちが3日、同市羽黒町川代字上川代の藤島川(通称・笹川)で水質や水生生物を調査する環境学習に取り組んだ。
同校では毎年、笹川土地改良区(村上誠理事長)の協力を得て、総合学習「ふるさとの川ささがわ」の一環として、2―6年生が藤島川やその周辺で環境学習を行っている。このうち、6年生は5年間のまとめとして水質や水生生物の調査を実施した。
この日は6年生27人と土地改良区職員や地元住民6人が参加し、まずグループごとに水質調査。児童たちはパックテストと呼ばれる簡易検査でアンモニウムやリン酸などの各成分の濃度を調査した。続いて、水生生物の調査を行い、児童たちが川の中に入り大きな石の陰に網を入れると、「いた、いた。カゲロウ見つけた」などと歓声が上がっていた。今回の調査ではいずれもきれいな水に生息するカゲロウやトビゲラなどが見つかった。
参加した上林流輝君(11)は「調査で自分たちが住んでいる川がとてもきれいなことが分かった。うれしいし、自慢になる」と話していた。
その後、酒田市の最上川河口に移動して水質調査を行い、川の上流と下流の水質の違いについて学んだ。