2012年(平成24年) 11月23日(金)付紙面より
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庄内映画村(宇生雅明社長)とまちづくり鶴岡(小林好雄社長)、映画人を育成する「映画24区」(東京都、三谷一夫社長)の3社でつくる「庄内キネマ製作委員会」第2作の映画「乙女のレシピ」(「おいしい時間」改題)のクランクイン会見が21日、鶴岡市山王町の鶴岡まちなかキネマで行われた。約400人によるオーディションの中から選ばれた主要キャストの5人と三原光尋監督が登場し、「食をテーマに、面白い映画にする。いろんな世代に見てほしい」と意気込みを語った。
「乙女のレシピ」は、庄内地方を舞台に料理部の女子高生4人組が部の存続を懸けてコンテストに挑むミュージカル仕立ての青春映画。県産米「つや姫」を使った炊き込みご飯をはじめ、地元食材が多数登場する。同市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフが食のアドバイザーを担当する。
会見には三原監督と高校生4人組役の金澤美穂さん(18)、城戸愛莉さん(19)、秋月三佳さん(18)、渡辺恵伶奈さん(15)と、金澤さんが演じる部長の妹役で山形県出身の優希美青さん(13)が登場。三原監督は「素晴らしいキャストと一緒に心を込めて、おいしくて元気になる庄内発の映画を作っていきたい」とあいさつ。主役の5人もそれぞれ「一番楽しい高校生のキラキラした要素を詰め込んだ映画。老若男女に見てほしい」「山形の魅力を多くの人に伝えたい」と意気込みを伝えた。
映画は今月22日から28日まで全て鶴岡市内でロケが行われる。高校生から70代までの地元住民も脇役、エキストラなどで出演する。上映時間は60―80分で、来年秋に鶴岡まちなかキネマなどで公開する予定。