2012年(平成24年) 12月22日(土)付紙面より
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「冬至」の21日、鶴岡市長沼の「長沼温泉ぽっぽの湯」(栗本久支配人)で、恒例の「ゆず湯」のサービスが行われた。入浴客がユズの香りを楽しみながら、体の芯まで温まっていた。
冬至は二十四節気の一つで、北半球では最も昼が短く夜の時間が最も長くなる。この日にゆず湯へ入るのは「冬至」と「湯治」を掛けており、ユズには「融通が利くように」といった願いが込められている―という説がある。
「ぽっぽの湯」では入浴客から元気に冬を過ごしてほしいと、2000年のオープン当初から毎年このサービスを実施。今年は約100個のユズを用意し、ネットに入れて湯に浮かべた。
入浴客たちは漂うユズを眺めたり、匂いを嗅いだりしながら「良い香りだのー」「体が芯まで温まりそうだ」などと話しながら、気持ち良さそうに湯に漬かっていた。