2012年(平成24年) 12月23日(日)付紙面より
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米粉を使った料理教室が22日、酒田市の酒田調理師専門学校(齋藤正典校長)で開かれた。参加した市内在住の親子連れが、同校の教諭や食育インストラクターの資格取得を目指す学生たちの指導で、小麦粉の代わりに米粉を使用したスポンジを用いたケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」作りに挑戦した。
市やJA庄内みどり、JAそでうら、県庄内総合支庁酒田農業技術普及課などの農業関連団体で組織する市米消費拡大推進協議会(事務局・市農政課)が、米粉利用食品の普及・定着を図るとともに、米の重要性や魅力を再認識してもらおうと、同校主催の「食育教室」とタイアップして毎年この時期に企画している。
6回目を迎えた今年は、市内の9家族24人が参加し、同校教諭が指導、食育インストラクターを目指す学生15人がサポートに当たった。レシピは同校教諭が担当、小麦粉の代わりに製菓に適した米粉(200メッシュ)をスポンジに使用した。
最初に同校教諭が調理手順を紹介し、「小麦粉に比べてカリッと仕上がるので、スポンジを巻くときは表面に切り込みを入れて」などと指導。子供たちはお母さんや学生たちから手伝ってもらいながら、スポンジを作り十分に冷ました後、きれいに巻き上げた。その後、表面にチョコクリームを塗ったり、チョコクッキーをトッピングするなど、思い思いにデコレーション。オリジナルケーキを完成させていた。
約2時間の作業で完成。昼食を前に、早速味わって「おいしい」と歓声を上げていた。