2012年(平成24年) 12月25日(火)付紙面より
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鶴岡中央高校(井上利也校長)総合学科の課題研究発表会が22日、鶴岡市文化会館で開かれ、生徒たちがステージ上でファッションショーを繰り広げるなど、日頃の学習成果を発表した。
同学科は社会福祉、家政科学、美術・デザイン、情報科学、国際交流の5系列があり、進路に合わせた授業に取り組んでいる。発表会は学習の集大成を発表する場として毎年この時期に開催されている。
ステージは3部構成で行われた。第1部は同学科1、2年生が学習成果を発表。第2部では絹産業を学び伝える「シルクガールズ・プロジェクト」などの紹介や手作りドレスのファッションショーが繰り広げられ、第3部では今年8月に開催された「第4回観光甲子園」でグランプリ(観光庁長官賞)に輝いた旅行プランなどの発表が行われた。
このうち第2部のファッションショーでは、家政科学系列被服系などの生徒53人がモデルで出演。四季をイメージしたピンクや青、黄色など色鮮やかなドレスが披露されると、詰め掛けた同級生や保護者など約1000人から「きれい」「かわいい」などと歓声が上がった。中でも、タキシード姿の男子生徒が純白のドレスに身を包んだ女子生徒をエスコートする場面では、会場からの歓声はより一層大きくなり、大盛り上がりだった。
プロジェクトリーダーの松浦礼佳さん(18)は「今までで一番楽しいショーだった。みんなに感動を与えることができてうれしかった」と笑顔で話していた。