2012年(平成24年) 12月27日(木)付紙面より
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酒田市の天真学園高校(齋藤正典校長、生徒225人)の生徒有志が26日、同校周辺の民家前で除雪作業を展開。強風にあおられた雪がたたき付ける極寒の中、生徒たちはスコップを手に懸命に作業した。
日頃からお世話になっている地域に恩返しするとともに、生徒たちから公共心を養ってもらおうと同校は2010年から、天候を考慮しながら一人暮らしのお年寄り宅前などの除雪作業を行っている。今回はカヌー部とダンス同好会から計約20人が参加した。
この日は同校正門前を南北に走る市道沿い約200メートル区間の軒先で実施した。氷点下まで下がった気温により雪は氷のよう。生徒たちは硬くなった雪を鉄製のスコップで砕いた上で、トラックに積み込む作業を繰り返していた。
カヌー部主将の今野拓実君(16)は「雪が硬く、砕くのに苦労した。地域貢献の一つとして今後も続けていきたい」、ダンス同好会副主将の佐藤菜津さん(16)は「今後も地域の人のために頑張りたい」とそれぞれ話していた。
同校によると、今シーズンも天候を見ながら数回、継続することにしている。