2012年(平成24年) 2月22日(水)付紙面より
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おいしい―。酒田市の若草幼稚園(大滝宗徳園長)で20日、お茶会が開かれ、年長児56人が抹茶とお菓子を味わいながら日本の伝統文化の一端に触れた。
茶道裏千家淡交会庄内支部酒田地区の堀宗里さん(酒田市)らの協力で、4年前から毎年この時期に開催している茶会。茶席となった同園ホールは、ステージ上にひな人形と桃色の花が飾られ、用意した菓子も梅の花を模したせんべい、ひな人形のチョコレートと“春一色”になった。
最初に「お茶わんは必ず両手で持つこと」「お茶を飲むときは数回に分け、ゆっくりと」などと指導を受けた年長児たちは、クラスごと2班に分かれ、呈茶と飲むのをそれぞれ体験。行儀良く背筋をピンと伸ばした年長児は、「お菓子をどうぞ」「お茶をどうぞ」と勧められると、「ありがとうございます」とあいさつし早速味わっていた。
隣り合って座った政木郁也君(6)と佐々木繁起君(6)は「おいしい。今まで飲んだお茶の中で一番。また飲んでみたいな」と口をそろえていた。
2012年(平成24年) 2月22日(水)付紙面より
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鶴岡市のマリカ西館1階プラザホールに、啓翁桜が展示されている。見頃を迎えた桜が、訪れた人たちを楽しませている。
マリカ西館管理組合では毎月、季節に合わせた花やオブジェの展示を企画。今月は、観光客や市民に一足早い春を感じてほしいとの思いから啓翁桜を展示している。
「山里の桜」と題し、高さ約2メートルの啓翁桜を木の枝で作ったオブジェと共に展示。ピンクや白が入り交じった満開の花が、館内を華やかな雰囲気で包むとともに、訪れた人たちを楽しませていた。展示は29日まで。