2012年(平成24年) 2月25日(土)付紙面より
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県立鶴岡養護学校(土門明校長)中学部の「つるようバザー」が23日、鶴岡市余慶町の鶴岡協同の家こぴあで開かれた。生徒たちが作業学習で手作りした木工品や刺し子バッグなどを販売し、買い物客と触れ合った。
つるようバザーは、同校高等部や中学部がそれぞれ年3回のペースで取り組んでいる。生徒たちからものづくりの学習活動と校内外での販売を通し、地域住民と交流しながら「生活する力」を身に付け、「働く喜び」を知ってもらうことが目的。
この日は生徒と教員、保護者など計約30人がこぴあ店内で製品を販売。ハーブ班、木工班、ソーイング班、農工班がそれぞれ、バスフィズ(発泡入浴剤)やビーズ入りの刺し子バッグ、プリムラやカランコエ、アロエなどの鉢植え、木製の収納ボックスや飾り棚などがずらりと並び、生徒たちが「安いよ、安いよー」「いらっしゃいませ」と元気に呼び子をしながら接客した。
買い物客が足を止め、気に入った製品を買い求めると、生徒たちは袋詰めやお釣りを渡すなどし、「ありがとうございました!」と笑顔で交流していた。
2012年(平成24年) 2月25日(土)付紙面より
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酒田市の酒田三中学区内にある亀城、松原、港南の3小学校児童会は23日、協力して集めた牛乳パックを換金し購入した車椅子2台を、同市の日本海総合病院に贈った。
3校児童会は連絡協議会を組織して日頃からさまざまな場面で連携。2000年からは「何か他の人に役立つことを」と毎年、合同のリサイクル活動を続けており、児童や家族、地域住民らに呼び掛けて集めたアルミ缶などの売却益で購入した車椅子を同病院などに贈っており、累計は20台を超えている。
本年度も各校で回収した各種リサイクル品のうち牛乳パック5000枚ずつを持ち寄り、計1万5000枚を換金し車椅子2台を購入した。
この日は、3校の6年生2人ずつと引率の教員合わせて9人が同病院を訪問。代表して松原小企画委員長の池田皓太郎君(12)が「3校の連携活動の一つとして取り組んだリサイクルの成果で、車椅子を贈ります。ぜひ役立ててください」とあいさつ。同校の工藤軍君(12)、亀城小の中村優さん(同)と後藤千穂さん(同)、港南小の池田百合さん(同)と高橋隼平君(11)と共に、同病院の佐藤三紀副院長兼看護部長らに車椅子を手渡し
た。
佐藤副院長が「ありがとう。優しい思いやりがいっぱいに詰まった車椅子。大切に使わさせていただく」とお礼。3校に栗谷義樹同病院理事長名の感謝状が贈られた。同病院では玄関などに置き患者らに利用してもらうことにしている。