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2012年(平成24年) 4月14日(土)付紙面より

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青空と雪の回廊 湯殿山有料道路除雪作業急ピッチ

 鶴岡市田麦俣の湯殿山神社に通じる湯殿山有料道路などの除雪作業が、今月29日の開通を目指し急ピッチで進められている。

 同有料道路は庄内交通(本社・鶴岡市錦町、菅秀二社長)が1961年に整備し、国の認可を受けて運営している。区間は湯殿山宿舎ゆどのやまから湯殿山参篭所までの約2・6キロ間。毎年4月下旬から11月初旬までの約半年間にわたり開通しており、例年約5万台の車両が利用している。

 除雪作業は先月20日からスタート。ロータリー除雪車やブルドーザーなど重機4台を配備し、同社の社員6人が交代で連日作業を行っている。今月上旬ごろまでに有料道路区間の除雪を終え、現在は同神社が管理する参篭所から奥の院を結ぶ本宮道路(約1・8キロ)で作業が進められている。

 12日午後は青空が広がる天候の中、除雪作業が行われた。道路には10メートルを超える積雪があり、作業員たちが油圧ショベルで切り崩した後、その雪をロータリー除雪車で吹き飛ばす作業を進めていくと、高い雪の壁による回廊が出来上がっていた。

 同社は「昨年は東日本大震災後の燃料不足の影響で開通が1カ月ほど遅れた。今年は例年にない大雪で作業がはかどっていないが、開通日に間に合うよう進めていきたい」と話した。

青空の下、湯殿山神社への有料道路の除雪作業が進む=12日午後
青空の下、湯殿山神社への有料道路の除雪作業が進む=12日午後


2012年(平成24年) 4月14日(土)付紙面より

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神輿担ぎ威勢良く 鶴岡市三瀬気比神社例大祭

 鶴岡市三瀬で12日、地区の鎮守・気比神社(石塚志郎宮司)の例大祭が行われ、若衆たちが威勢良く跳びはねながら神輿(みこし)を担ぎ、地区内を巡った。

 約1300年前の霊亀2(716)年創建と伝えられる歴史ある神社。保食大神(うけもちのおおかみ)を祭り、例大祭では五穀豊(ほう)穣(じょう)や地区の平安を祈る。

 今年の頭屋は佐藤富男さん(58)=豆腐店経営、加藤保さん(58)=公務員=の両家。紋付きや振り袖など晴れ着に身を包んだ両家や氏子総代ら約100人が行列を仕立て、午前10時半ごろに神社を出発。午後4時ごろまで丸一日をかけ、集落内を練り歩いた。

 重さが約320キロある神輿は、要所で跳びはねて担ぐのが習わし。宮入り直前の目抜き通りでは白装束に烏帽子(えぼし)を着けた20、30代の若衆12人が「はいはい、はいはい」と威勢良い掛け声とともに、100メートルほどを飛びはねては戻ることを10回ほど繰り返した。青空が広がる春らしい陽気の中、沿道を埋めた見物客は「頑張れー」と盛んに声援を送っていた。

 共に初めて神輿を担いだという石塚裕典さん(20)=会社員=は「憧れだったが、こんなにしんどいとは思わなかった。三瀬に活気が出ればうれしい」、石塚慶さん(34)=三瀬地区自治会事務局長=は「重いが、楽しい。若者同士の交流が減っていたので、絆を深める良い機会になる」と、息を弾ませながら話していた。

威勢良く跳びはねながら神輿を担ぐ若衆たち
威勢良く跳びはねながら神輿を担ぐ若衆たち



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