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2012年(平成24年) 7月7日(土)付紙面より

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酒田の海をきれいに

 海水浴シーズンを前に、酒田市の浜中海岸で6日、庄内浜クリーンアップ作戦が開かれた。浜中学区コミュニティ振興会(高橋誠会長)や浜中小学校(村岡真人校長)などから総勢250人余りが参加、砂浜に散乱しているごみを拾い集めた。

 多くの市民から環境美化意識を高めてもらうとともに、観光資源としての酒田の海をPRしようと、市が海水浴シーズンを前に毎年この時期、市民ボランティアらの協力で実施。6月下旬から順次、いずれも同市の十里塚、宮野浦、宮海各海岸で繰り広げてきた。

 この日は曇りがちながら心地良い海よりの風が吹く中、同校児童や保護者、地元自治会役員、市や林野庁の職員らが参加。高橋会長が「今月21日に海開きを迎える。きれいにして海水浴客を迎えよう」とあいさつした。一帯には流木や空き缶、プラスチック容器、吸い殻などが散乱。参加者は額に汗しながら約1時間にわたり拾い集めていた。

 引き続き津波発生を想定した訓練が行われ、合図を受け参加者が一斉にトイレ付近まで避難した。

海岸の清掃活動に当たる参加者たち=6日、浜中海岸
海岸の清掃活動に当たる参加者たち=6日、浜中海岸


2012年(平成24年) 7月7日(土)付紙面より

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県代表として子ども国会へ 朝日大泉小3人が意気込み

 鶴岡市の朝日大泉小学校(佐藤俊明校長、児童14人)の6年生の生田元慶君(11)、5年生の山口雅乃さん(11)と小野寺沙織さん(10)が、東京都の国会議事堂で29、30の両日開かれる「子ども国会」(参議院主催)に、県代表として参加する。3人は「朝日地域の素晴らしさを全国に伝えてきたい」など意気込みを語った。

 「子ども国会」は1997年に参院50周年の記念行事として初めて開催された。3回目の今回は「復興から未来へ」が全体テーマ。東日本大震災からの復興に向け、将来を担う子供たちに未来を語り合ってもらおうと、2000年以来12年ぶりに開催する。

 議員構成は岩手、宮城、福島の被災3県から各6人、それ以外の44都道府県から各3人の計150人。内容は1家族、友達との絆2地域、日本全体の絆3世界の人たちとの絆―のサブテーマを設定した3つの委員会を開き、都道府県の代表は各委員会に分かれて自分の意見を述べる。

 朝日大泉小の3人は1の「家族、友達」に小野寺さん、2の「地域、日本」に生田君、3の「世界の人たち」に山口さんが参加する。

 小野寺さんは「全校で取り組んでいるタキタロウ太鼓の活動を通して生まれた友達との絆を中心に伝えてきたい」、生田君は「すごく緊張しているが、地域の良さを伝えるために堂々と意見を発表してきたい」、山口さんは「毎年、外国の人がホームステイで自宅を訪れている。その中で経験したことで大切なことを全国の人に伝えてきたい」などと“本番”に向けてそれぞれ抱負を語った。

 5、6年担任の佐藤淳教諭は「私たちの学校でも復興のために何かできないかと思い応募した。児童たちには広い世界を知ってもらうことで、いろいろなことが学べたらと思う」と話した。

子ども国会に参加する(右から)生田君、小野寺さん、山口さん
子ども国会に参加する(右から)生田君、小野寺さん、山口さん



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