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2012年(平成24年) 9月27日(木)付紙面より

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暴力団排除で連携強化 県内初 鶴岡署と管内2市町が合意書

 鶴岡警察署は25日、管内の鶴岡、三川の2市町と「暴力団排除に関する合意書」を交わした。暴力団排除に向け、両市町が同署に暴力団関係者かどうか照会、同署が情報提供するなど連携を強化していくもの。警察と行政が合意書を締結するのは県内では初という。

 昨年8月に県の暴力団排除条例が施行されたことを受け、鶴岡、三川の2市町は本年度、同様の条例を施行。また県が今年7月、暴力団排除に関する要綱を施行したことから、2市町それぞれの条例をより実効性のあるものにするため、三川町が規程、鶴岡市が要領を今月25日までに定めるとともに、同署との合意書を交わした。

 合意書には、事務・事業を行う際の相手方が暴力団員など排除対象者かどうかの情報提供、排除対象者から不法行為・不当要求を受ける恐れがあるときの同署への支援・協力要請、要綱や契約約款などに暴力団排除条項を追加するなどの排除措置の規程整備などが盛り込まれている。

 この日の合意書調印式は鶴岡市役所庁議室で行われ、柿本秀陽鶴岡署長、榎本政規鶴岡市長、阿部誠三川町長が出席。柿本署長は「鶴岡、三川の両市町と手を取り合い、安全安心のまちづくりに全力を尽くす」、榎本市長は「市民の安全のため、率先して暴力団の排除に努めていく」、阿部町長は「住民が平穏な生活を送れるよう、鶴岡市、鶴岡署と連携していく」とあいさつ。3人は合意書に調印後に手を組み、連携強化を確認した。

調印後に手を組み、連携強化を確認した阿部三川町長、柿本鶴岡署長、榎本鶴岡市長(左から)
調印後に手を組み、連携強化を確認した阿部三川町長、柿本鶴岡署長、榎本鶴岡市長(左から)


2012年(平成24年) 9月27日(木)付紙面より

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鶴岡の小中学生が読み札・絵札 「こども環境かるた」完成

 環境問題に取り組む鶴岡市内の団体などで組織する環境つるおか推進協議会(会長・小谷卓鶴岡高専名誉教授)は、市内の小中学生を対象に募集した読み札と絵札を元に同市オリジナルの「鶴岡市こども環境かるた」を作製した。環境保全や節電への取り組みなど子供なりに考えたメッセージに絵が添えられている。

 こども環境かるたの募集は、子供たちから環境への意識を高めてもらおうと、地球環境やごみ問題、節電などをテーマに昨年度から2カ年で実施。環境問題に対する思いやメッセージ、暮らしのヒントなどを表現した読み札と、その内容に沿った絵札をセットで募った。昨年度は414点の応募があり、32音を選定。本年度は429点の中から残る12音を選んだ。

 予定した44音がそろったの受け、鶴岡書店組合の協力で800セットを製作。A4判用紙10シートが1セットで、1シートに4―5音ずつの読み札と絵札を印刷し、切り取ってかるたを入れる箱を作るシートも付けた。札1枚は縦9センチ、横5・5センチの大きさ。

 札を1枚ずつ切り取ってかるた遊びができるほか、シートをそのままにして読み札と絵札を見比べながら環境学習に活用できるようにもなっており、市内の全小中学校やコミセン、地域公民館などに配布する。また、鶴岡書店組合が、今月30日に小真木原総合体育館で開催する「環境フェアつるおか2012」の会場や書店で、1セット630円で販売する。環境フェアでは子供たちを対象にした環境かるた大会を5回ほど行い、各回の優勝者にかるたをプレゼントする企画も予定。

 市環境課は「かるたを通じて子供たちが託した地球に優しいメッセージを受け止めてもらい、身近な環境について考えるきっかけにしてもらえれば」と話している。

本年度の最優秀賞に選ばれた朝暘六小3年、本間丈輝君の作品。44音がそろい、「こども環境かるた」として販売される
本年度の最優秀賞に選ばれた朝暘六小3年、本間丈輝君の作品。44音がそろい、「こども環境かるた」として販売される



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