2012年(平成24年) 9月30日(日)付紙面より
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庄内町立余目中学校3年の本間明日香さん(15)が、第67回国民体育大会(ぎふ清流国体、9月29日―10月9日)の女子ゴルフ競技に県代表として出場する。本間さんは「少しでも良い成績を出せるよう頑張りたい」と闘志を高めている。
本間さんは今年5月末(大石田町)と6月中旬(庄内町)に行われた県予選会に出場。県内トップレベルの高校生、社会人の選手が集まる中、初日にトップタイの77、2日目は80のスコアで2位に4打差をつけて優勝した。「全体的に安定していて大きなミスがなかったけど、優勝できるとは思っていなかったので驚いた」と振り返る。
本間さんは小学3年生の時、祖父の善弘さん(69)に連れられ、初めてゴルフをプレー。その面白さにすっかりはまり、6年生のころにはグリーンゴルフセンター(酒田市)の北村博社長(61)から本格的な指導を受けるようになった。
現在、身長は152センチ弱と小柄な体格だが、ドライバーでの飛距離は230ヤードと成人男性顔負けの実力。北村社長は「手首が柔らかく、タイミングを取るのが上手。グリーンでのアプローチなどあらゆる面で感覚が鋭い」と高く評価している。
女子ゴルフ競技は来月4、5の両日、岐阜県可児市の愛岐カントリークラブで行われる。本間さんは「プロに近い実力の選手も出場するので、そんな中でのプレーは緊張するかも。少しでも良い成績を残せるようホールを回りたい」と話した。祖父の善弘さんは「毎日のように練習し続け、ここまで成長してくれた。本当にうれしいこと」と孫の快挙に顔をほころばせた。
女子ゴルフ競技には本間さんのほか、佐々木和奈さん(羽黒高)、五十嵐佳さん(庄内ゴルフ倶楽部)が県代表として出場する。
2012年(平成24年) 9月30日(日)付紙面より
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映画と食を結び付けて鶴岡の文化を発信する「鶴岡・食の国際映画祭と食のフェスタ」が10月6―8日、鶴岡市山王町の鶴岡まちなかキネマと山王通り商店街を会場に開催される。食をテーマにした国内外の映画の上映や、山王通りの一部を歩行者天国にして地元の料理店が開店する「テント屋台」、食に関する多彩なイベントで、「映画と食の街・鶴岡」を盛り上げる。
庄内映画村やまちキネ、山王通り商店街などが実行委員会を組織し、地域活性化につなげようと初めて企画した。鶴岡市が目指す、ユネスコ創造都市ネットワークの食文化部門への加盟を、映画とのタイアップで民間から支援しようとする取り組み。今回をプレイベントとし、来年以降は山形市内で隔年開催されている「山形ドキュメンタリー映画祭」と連携して実施し、映画と食の街をアピールしていく。
食の国際映画祭で上演するのは5作品。「石垣島ラー油」を生み出した沖縄県石垣島の夫婦を描いた「ペンギン夫婦の作りかた」は、全国公開に先駆けてプレミア招待作品として特別上映される。このほか、石川県金沢市の中華料理店を舞台にした「しあわせのかおり」、食と命をテーマにした海外ドキュメンタリー作品「モンサントの不自然な食べもの」など。まちキネで6―8日の3日間、5作品を毎日1回ずつ上映する。
食のフェスタは6、7日、まちキネ駐車場に設置するステージや山王通り商店街で繰り広げられる。ステージでは6日、今冬クランクインの映画「おしん」でメガホンを取る鶴岡市出身の冨樫森監督による映画談義、7日は「アル・ケッチァーノ」の奥田政行オーナーシェフと同市出身のよしもと山形県住みます芸人の三浦友加さんによる料理教室などがある。
鶴岡郵便局前の山王通りを歩行者天国にした「テント屋台」では、昼の部として市内の8店舗による「鶴岡の名店が作る秋鍋の食べ比べ」、飲食店や産直、出羽三山の精進料理などの出店がある。午後5―8時は夜の部で、市内で人気のラーメン店やショットバー、コーヒー店などが出店する。
実行委は「鶴岡の強みでもある映画と食で地域を元気にして、鶴岡の文化を大いに発信したい」と話している。映画祭のチケットは1000円(1枚で1作品鑑賞)で、前売り券には食のフェスタで使える200円分の食券が付く。問い合わせは庄内映画村=電0235(62)2080=へ。