2013年(平成25年) 2月14日(木)付紙面より
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県立酒田光陵高校音楽部管弦楽班(顧問・前田孝夫教諭ら)の弦楽アンサンブルコンサートが11日、酒田市光ケ丘一丁目の酒田キリスト教会(高橋富三牧師)で開かれ、新装したチャペル(礼拝堂)に弦楽器の優しい音色が響き渡った。
昨年4月に、同市内の公立4高校が統合して酒田光陵高が誕生。同班は旧酒田中央高音楽部の活動を引き継ぎ、昨年8月には同市の希望ホールで第1回定期演奏会を開催した。現在は元木千尋部長ら1、2年生計13人で活動している。
一方、同教会は昨年に全面改築。11月中旬に完成し、翌12月には装いを新たにした礼拝堂を使って「ニューチャペル 市民クリスマスコンサート」を開催した。
その際、同班も参加したことを縁に、旧酒田中央高時代から恒例になっているアンサンブルコンサートの会場としてチャペルを借りたいと申し出。「市民に開かれた教会」を目指す同教会が快諾し、この日の演奏会が実現した。
新しいチャペルにふさわしい曲としてバッハの教会カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」でオープニング。その後、スタジオ・ジブリの音楽から「となりのトトロ」や、AKB48の「ヘビーローテーション」などのヒット曲メドレーを演奏。班員が元AKBメンバーの物まねを交えて曲を紹介し、会場を沸かせた。
また、同校音楽部吹奏楽班が賛助出演。クラリネット、フルートの三重奏を披露した。最後は東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」を、吹奏楽班メンバーの合唱とともに演奏。詰め掛けた観客約120人から、大きな拍手を受けた。