2013年(平成25年) 2月19日(火)付紙面より
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庄内町立谷沢地区の豪雪を活用して交流人口の拡大を図る「月の沢龍神街道スノーアートフェスティバル」が2月16、17の両日、同地区の北月山荘周辺で行われた。スノーランタンや雪のオブジェなどの制作、スノーモービルの試乗体験や雪上かるた取りなど、雪の魅力を盛り込んだイベントが繰り広げられた。
立谷沢川地域の民間団体や企業、庄内町などで実行委員会(内藤孝一会長)を組織し、毎年2月に実施している。初日の16日は午後0時半にイベントスタート。地元住民やボランティア、三川町のこども会メンバーなどが、バケツで型を作り中をくり抜いたスノーランタンをいくつも作った。また、実行委員会が北月山荘近くの斜面に巨大な龍の顔を雪で制作。斜面上の水神社に祭られた竜神さまをイメージしたもので、日没後は口の中などでキャンドルがともる雪のオブジェとなった。
近くの特設会場でチューブ滑りを楽しむ子供たちの歓声が響く中、午後5時すぎに北月山荘敷地内でキャンドル点灯式が行われた。外周の直径約6メートル、内部の直径約3メートルの大かまくらの前に設置された雪灯籠やスノーランタンに明かりがともり、日が暮れると周囲はぼんやりとした光が照らす幻想的な光景に包まれた。
17日はスノーモービルの試乗体験やかんじき・スノーシュートレッキング、雪上かるた大会(午前中のみ)などの各体験プログラム、ご当地ヒーロー「出羽戦士ガ・サーン」のアクションショーなどが行われた。