2013年(平成25年) 2月20日(水)付紙面より
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鶴岡市中央児童館ひろっぴあで17日、小学生と保護者を対象にした体験教室「親子でクッキング」が開かれ、同市在住の食育インストラクター・海藤道子さんの指導で、だしから作るみそ汁や鍋で炊くご飯など、本格的な「和食」作りに挑戦した。
教室は同児童館が年5回、テーマを変えて開いているもので、今回は本年度の最終回。市内の児童14人と保護者12人の計26人が参加し、ご飯とみそ汁、米粉を使った鶏の空揚げ、モヤシのあえ物などを作った。
ご飯は、沸騰したお湯に洗った米を入れ、弱火で15分煮て、10秒ほど強火にした後、火を消して10分蒸らした。みそ汁は、前日から昆布を浸しておいた水を沸かし、沸騰直前に昆布を取り出し、沸騰後にかつお節を入れてすぐに火を消し、本格的なだしを取った。だしは、市販の即席だしと飲み比べした。
海藤さんから「鶏肉には手で隅々まで丁寧に粉を付けるとおいしくできる。みんなが大きくなるために頂いた命。丁寧に扱って」などアドバイスを受け、楽しそうに取り組んでいた。
佐藤春花さん(11)=朝暘四小5年=は「料理が好きで、家でもよく手伝いをする。どうするとおいしくなるとか分かると、楽しい」、今野凜さん(7)=朝暘二小1年=は「家では米をといだりする。今日は初めて習ったことが多く、少し難しかった。空揚げは家でも作ってみたい」と話した。
海藤さんは「最近は『おにぎりって、家でも作れるんだ』という子供もいる。コンビニで買うものだと思っている。電気や炊飯器がなくてもおいしいご飯が炊けることや、本来の味を体で覚えてほしい。お母さんたちにも、少しの手間でおいしいものができることを知ってもらえたら」と話した。