2013年(平成25年) 2月21日(木)付紙面より
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三川町押切新田の町立みかわ保育園・幼稚園(齋藤雅志園長)の幼稚園(園児126人)に、クライミングウオールが設置された。県産のスギで作られた壁に樹脂製の突起が付けられているもので、同園では「園児たちの体づくりに役立てていければ」と話している。
クライミングウオールは、表面によじ登るための突起が付けられた壁のことをいう。「既存の遊具とは違ったものを」と、県の交付金事業を利用して今月上旬に設置した。
クライミングウオールの大きさは縦約2・8メートル、幅約3・7メートル。壁の真ん中を境に突起のばらつき方が異なり、「初心者向け」と「慣れた子向け」に分けられている。安全面に配慮し、保育士立ち会いの下で園児たちが遊ぶほか、壁の下にマットが敷かれている。
同園によると、はじめは慎重だった園児たちも、今では体を目いっぱい伸ばしながらスイスイ登っているという。園児たちからは「上まで登ると気持ち良い」「とても楽しい」と大好評で、クライミングウオールの前には順番待ちの行列ができるほどだ。
同園は「安全に登ろうとすることで園児たちの判断力も養われるのでは」とし、「園児たちがさまざまな遊具で遊ぶことで体の基礎をつくっていければ」と話した。