2013年(平成25年) 2月22日(金)付紙面より
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鶴岡市の新形保育園(阿部由佳園長、園児72人)で20日、お茶会が開かれ、年長児たちが自作の茶わんでお茶をたて、抹茶を味わった。
同保育園では、園児たちから礼儀作法を学んでもらおうと、年長児を対象に10年ほど前からお茶会を開いている。また昨年度から、園児たちが卒園制作として茶わん作りにも挑戦。先月完成した茶わんでお茶会を開いた。
この日は年長児18人と、卒園制作に協力した陶芸家、中村秀和さん(44)=同市大山二丁目=が参加。大日本茶道学会会員で、同保育園を運営する社会福祉法人新形愛育会の菅原賢治理事長ら2人が園児を指導した。
園児たちは「丸を描くようにお茶をたてて」などと指導を受けながら、茶せんを器用に使って抹茶をたてた。和菓子を食べた後に抹茶を味わい「おいしい」「もっと飲みたい」と話しながら、日本の伝統文化に触れていた。
遠藤茉音ちゃん(6)は「自分の茶わんでたてた抹茶はとてもおいしかったよ」と笑顔で話していた。