2013年(平成25年) 5月11日(土)付紙面より
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天神祭(今月25日)をテーマにした出前講座が10日、鶴岡市立朝暘第六小学校(佐藤清雄校長、児童808人)で開かれ、同校の児童たちが「化けもの」の衣装を着るなどして、伝統の祭りについて学んだ。
講座は、庄内三大祭りの一つに数えられる天神祭について子どもたちから理解を深めてもらおうと、同祭企画委員会広告宣伝部会(山之内潔部会長)が毎年、旧鶴岡市内のナンバースクールを巡回して行っている。
講座には同校4年生128人が参加。同部会メンバーら約10人が訪問し、紙芝居で祭りの由来などを説明した。
続いて代表児童4人が、同部会メンバーや他の児童に手伝ってもらいながら、長じゅばんと顔を隠す手拭い、編み笠を身に着けて祭りの主役でもある「化けもの」に変身。化けものたちが祭りと同じように無言でジュースを振る舞うと、児童たちは「もっとちょうだい」と紙コップを差し出し、一足早く祭り気分を味わっていた。
化けもの姿になった須藤叶羽(かのは)さん(10)は「ジュースを注ぐのがとても楽しかった。また化けものになってみたい」と笑顔で話していた。