2013年(平成25年) 5月18日(土)付紙面より
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鶴岡市の櫛引西小学校(齋藤明夫校長、児童192人)の5年生たちが17日、学校近くの水田で田植えを行った。泥に足を取られるなど悪戦苦闘しながらも、手際よく苗を手植えした。
総合学習の一環として同校では毎年、地元農家から水田の一部を借りて5年生が田植えや稲刈り体験などを行っている。
快晴に恵まれたこの日は児童34人が参加。水田を所有する同市上山添の農家、菅原善一さん(65)や地元の若手農家ら7人が苗の植え方を説明した後、児童たちがはだしになって水田の中へ入った。
児童たちは慣れない泥の感触に大騒ぎしながら、約3アールの広さにつや姫の苗を丁寧に植えた。中には服を泥まみれにしながら田植えを楽しむ児童もおり、笑い声が広がっていた。
田植えに参加した岡部知里さん(10)は「うまく植えることができて良かった」、佐藤菜々子さん(10)は「とても楽しかった。またやってみたい」と笑顔を見せた。児童たちは今後、菅原さんの指導を受けながら水管理や除草などを体験し、今秋に刈り取りを行うという。