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2013年(平成25年) 5月24日(金)付紙面より

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鶴岡「夜の酒場文化」楽しもう 30店参加し「鶴岡のれん」

 鶴岡市の中心市街地の飲食店で6月15―23日の9日間、初の食べ・飲み歩きイベント「鶴岡のれん」が開催される。鶴岡食文化創造都市推進協議会(会長・榎本政規市長)が中心となり、食の祭典「鶴岡ふうど(食×風土)駅スポ」の一環で開くもの。和食を中心にレストランや居酒屋など30店舗が参加し、鶴岡の旬の食材を使った創作料理のお通し(おつまみ)と酒のセットを各500円のチケット制で提供、鶴岡の夜の酒場文化を楽しんでもらう。

 「鶴岡ふうど駅スポ」は、同推進協議会の鶴岡食文化産業創造センターが中心となり、JRの山形デスティネーションキャンペーン(DC、来年6―9月)のプレDC(今年6月15日から)に合わせ開く。6月15―23日にJR鶴岡駅前のマリカ広場や荘内神社などを会場に、同市の食文化・歴史・芸能の魅力をアピール、観光誘客と食文化創造都市の推進を図る総合イベントだ。

 このうち「鶴岡のれん」は、北海道函館市の食べ・飲み歩きイベント「バル街」をヒントにしたもの。「鶴岡産の旬の食材を使い、日本酒(または他の酒)に合うもの」という条件で、創作お通しのコンテスト「逸品オトオシ(お通し)AWARD(アワード)」を6月15日にマリカ広場で実施する。鶴岡のれんは、その参加店が15―23日の間、各店で出品作を提供する。

 参加店は、割烹料理店を中心に、すし、レストラン、中華、カフェ、居酒屋、ラーメン店など多彩な30店。お通しは「サクラマスと月山筍(だけ)のマリネ」「やまがた地鶏の蒸し鶏」「ミズのわさび醤油(しょうゆ)あえ」など地元らしさを打ち出したものや、「たけのこグラタン」「庄内麩(ふ) 麩巻きずし」「おつまみラーメン」など想像力をかき立てるものなどさまざまだ。

 各店でチケット1枚を出すと、それぞれお通しと飲み物(生ビール1杯、日本酒1杯など、メニューは各店で異なる)が提供される。お通しだけでも平均300―400円相当という。

 一方、お通しアワードは6月15日にマリカ広場で、30店が各100食のお通しを無料で提供。来場者に試食してもらい、投票で評価を競う。料理は午後0時半と同2時半に各店50食ずつ提供の予定。

 同センターの今野優実践支援員は「鶴岡の食材は知名度が高まっているが、地酒や肴(さかな)を含め、鶴岡の夜の酒場文化も魅力的。行ったことのない店など、この機会に行き、その魅力を再発見して」と話している。

 チケットは鶴岡市観光案内所(JR鶴岡駅構内)、市政策推進課、鶴岡食文化産業創造センター(鶴岡タウンキャンパス内)で販売中。事前購入者は6月15日、マリカ広場で地酒30種の中から試飲できる特典がある。問い合わせは同センター=電0235(29)1287=へ。

参加30店のお通しを紹介した「鶴岡のれん」のチラシ
参加30店のお通しを紹介した「鶴岡のれん」のチラシ



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