2013年(平成25年) 10月5日(土)付紙面より
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庄内町の立川小学校(安在彰校長、児童217人)の5年生が3日、同校近くの学校実習田で稲刈りを行った。児童たちが鎌を使った手刈りや稲束作り、くい掛けなどを体験した。
同校の稲作体験は、旧狩川小時代から続く伝統行事。近年は5年生の総合学習と社会科学習の一環として行われている。東日本大震災の発生後の2011年度以降は、同町の友好町・南三陸町(宮城県)の小学校へ収穫した米を送るなどして交流している。昨年度まで餅米を育てていたが、今年は「はえぬき」の苗にし、5月に約8アールの実習田で田植えを行った。
稲刈りは5年生31人が参加。地元の庄内たがわ農協立川支所青年部(鈴木雅彦支部長)のメンバーから指導を受けながら鎌で稲を手刈りし、5、6束を稲わらで結んでくい掛けするまで一連の作業を進めた。
中には稲の根元を手際良く1回で刈り取る児童もおり、あっという間に稲束が積み重ねられていた。実習田の3分の1ほどを約1時間で刈り取り、青年部メンバーと一緒にくい掛けした。大川佳菜さん(11)は「稲刈りは初めて。最初は難しかったけど、すぐに慣れた。南三陸町にお米が届いたら笑顔で食べてほしい」と話していた。
2013年(平成25年) 10月5日(土)付紙面より
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酒田市の浜中小学校(小野諭校長)の5年生が4日、同校近くの庄内空港緩衝緑地ヒーリングゾーンを訪問し、周囲に立ち並ぶ樹木の名前当てテストに挑戦した。
同緑地一帯の指定管理者となっている庄内園芸緑化(酒田市大町、渡部佐界社長)が、環境啓発活動の一環として同校とともに「樹木博士認定会」と銘打ち企画した。
この日は5年生15人が参加。やわらかな日が差す中、延長約10キロのヒーリングゾーンの一部を歩き、庄内空港緩衝緑地管理事務所長で樹木医の五十嵐光雄さんが「マンサクは春先に一番最初に黄色の花をつける。野山ではかなり目立つ」「コブシとハクモクレンの花は似ている。色も同じ。ハクモクレンの花の方が若干大きい」などと樹木を解説した。
児童たちはその後、名前を伏せてテーブルに置かれた葉のついた枝を基に名前を当てるテストに挑戦。15種のうち11種以上を当てた児童には初段位が贈られた。川村駿介君(11)は「知らない木が多かった。知るのがおもしろい」と話していた。