2013年(平成25年) 10月1日(火)付紙面より
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プレステージ・インターナショナル(本社・東京都千代田区、玉上伸一社長)は29日、10月末の完成を目指し酒田市の京田西工業団地に建設している「山形BPOガーデン」の見学会を開いた。11月にオペレーター約100人で業務開始。来年4月には新卒者も加え、約250人になるという。
同社は、大規模コールセンターを活用し、自動車保険のロードサービスや自動車メーカーのアフターサービスなど、企業から委託された業務を請け負うビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の業界最大手。国内では秋田市に、オペレーター1500人規模の「秋田BPOキャンパス」があるが、業務量の増大に伴って飽和する可能性が出てきたため、富山県射水市と酒田市に新たな施設の開設を決めた。
約10億円を投資する山形BPOセンターは、女性中心の職場のため「女性らしさ」と「次世代へアピールできる魅(み)せるオフィス」を観点に設計した。敷地面積約3万8000平方メートル、鉄骨造り2階建て延べ床面積約4760平方メートル。500のオペレーション席を備える。
4月末に起工式。現在は、リボンのように8の字を描く全体像が出来上がり、内装工事が急ピッチで進められている。この日は、近隣の自治会や企業、採用内定者とその家族、酒田市議ら合わせて約200人が訪れ、解放感のあるオペレーションルーム、女性社員がメニューや内装を決めたカフェテリア、セキュリティーシステムなどを見学した。
同社の橋本幹夫取締役管理統括部長は、「当社が考える職場の環境づくりを理解していただこうと、見学会を開催した。山形県を代表する職場づくりを目指す」と話している。
2013年(平成25年) 10月1日(火)付紙面より
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「環境フェアつるおか2013」が29日、鶴岡市小真木原総合体育館で開かれ、親子連れなどがさまざまなイベントを楽しみながら環境保護や省エネなどについて学んだ。
市や関係団体による実行委員会が1999年に初めて開催し、2009年度からは市内の産学官による環境つるおか推進協議会(会長・小谷卓鶴岡高専名誉教授)が主催している。今回は「みんなで創ろう! 未来へつなぐ 環境つるおか」をメーンテーマに、60余りの団体が参加した。
庄内を中心にした各企業・団体の出展ブースでは省エネをテーマに、太陽光発電などの自然エネルギーや消費電力の少ないLED照明、断熱効果が高い複層式のエコ窓ガラスなどが展示された。
また、子供たちを対象にした恒例の「環境かるた」大会が開かれ、「植木鉢 米のとぎ汁 栄養だ」「もったいない お部屋の電気 消しましょう」など読み札が読み上げられると、子供たちが真剣な表情で札を探していた。午前中に行われた1回目の大会で6枚の札を取って優勝した長澤夏帆さん(朝一小2年)は「環境かるたは初めてだけど、とても面白かった。(賞品の)かるたで家族や友達と遊びたい」と話していた。
このほか、好きなアニメや漫画のキャラクターを描くマイバッグ作りや、牛乳パックを再利用した紙すき、鶴岡高専の生徒が子供たちと一緒に科学実験を行う「びっくりエコ実験室」など各種体験コーナーが親子連れの人気を集めていた。屋外では市内の自動車販売店10店によるエコカーの展示・試乗なども行われ、大勢の家族連れでにぎわっていた。