2024年12月4日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2013年(平成25年) 10月11日(金)付紙面より

ツイート

郷土出身の志士知ろう 立川中生徒「清河八郎」について学習

 庄内町の立川中学校(渡部登美雄校長、生徒163人)で8―10日の3日間、同町清川出身の志士・清河八郎について学ぶ授業が行われた。同町の池田定志教育長が、八郎の志や歴史の中で果たした役割などについて解説した。

 同校は1969年に狩川中と清川中を併合し、旧立川町立立川中学校となり、その4年後に立谷沢中が統合された。統合から今年3月で40周年を迎えたことを機に、地元の歴史や人物を学ぼうと清河八郎の授業を企画した。

 2日目の9日は1年生48人が参加し、池田教育長の講話を聞いた。池田教育長は「新しい国づくり?開国から江戸幕府の滅亡?」と題し、「八郎は文武両道の人。『道』とは、人の生き方や在り方を求めるもの。学問や剣術の道に通じ、一つの塾で両方の道を教えることができたのは、当時の江戸では八郎だけだった」と解説。

 さらに「公武合体を図る幕府は八郎の意見を取り入れ、浪士組を結成させた。浪士組が江戸警護に当たることになった際、京都に残った一部の浪士たちが、後に新選組となった。浪士組結成の1年後、八郎は幕府により暗殺されたが、歴史の中で大きな仕掛け人となった。そんな人物が清川から出たことを知っておいてほしい」と呼び掛けた。

 同校は来月、統合40周年を祝う会を行う。旧立川町が発刊した八郎の解説本「清河八郎グラフィティー」を書いた加藤淳さんの記念講演などが予定されている。

回天の志士・清河八郎について池田教育長が生徒たちに解説した
回天の志士・清河八郎について池田教育長が生徒たちに解説した


2013年(平成25年) 10月11日(金)付紙面より

ツイート

鶴岡市越中山梵字川渓谷 27日から「フキまじない」 新たな観光PR

 弘法大師ゆかりのフキの葉の紙に願い事を書いて渓谷に投げ、ハート型の岩に載ると願い事がかなう!?―。そんなロマンあふれる「フキまじない」が27日から、鶴岡市越中山の梵字川渓谷でスタートする。

 梵字川は同市朝日地域の山間部を流れる一級河川赤川の支流で、全長37・5キロ。名称については、弘法大師が川で、梵字が書かれたフキの葉が流れてくるのを見つけ、その流れをさかのぼり、大日如来の聖地としての湯殿山にたどり着いたという伝説が残っている。

 フキまじないは、聖地に導いたフキの葉の力にあやかろうと、「梵字川渓谷再発見!プロジェクト委員会」(事務局・出羽商工会東部センター)が企画した。同委員会は今年6月、市朝日庁舎や地域の観光関係者らで立ち上げたもので、今月25―27日に開く「梵字川渓谷紅葉まつり」の一環で渓谷に足を運んでもらう狙い。

 フキの葉の形をした紙に願い事を書いて石を包み、国道112号近くの梵字川に架かる「なびら雪吊り橋」から、30メートルほど上流にあるハート型の岩(直径約5メートル)に投げてもらう。紙は環境に配慮し、水に溶けるものを使う。

 フキの葉の紙と石は、27日はなびら雪吊り橋近くのあずまやで、28日以降は月山あさひ博物村と米の粉の滝ドライブインで提供する。環境保全への協力金(50円程度)をもらう予定。

 なびら雪吊り橋は月山あさひ博物村―米の粉の滝ドライブイン間の遊歩道約800メートルのほぼ中間地点にある。どちらかに車を止め、遊歩道を歩いてもらう。

 梵字川渓谷紅葉まつりでは25―27日の夜間、同橋周辺の渓谷をライトアップする。27日は博物村―ドライブイン間でのスタンプラリーとフキまじないを実施。26日には月山ダムや田麦俣、七ツ滝などを巡る「梵字川渓谷みちくさバスツアー」(昼食付きで2500円)、27日は博物村で月山ワイン新酒フェスティバル(予約制で、バーベキューセット、ワイン飲み放題で3000円)もある。問い合わせはあさひむら観光協会=電0235(53)3411=へ。

なびら雪吊り橋から眺める梵字川渓谷。中央下がハート型の岩
なびら雪吊り橋から眺める梵字川渓谷。中央下がハート型の岩



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field