2013年(平成25年) 10月12日(土)付紙面より
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酒田市の浜中小学校(小野諭校長、児童105人)の「森林ふれあい活動」が10日、同校近くの庄内夕日の丘オートキャンプ場で開かれ、全校児童が一帯に茂る樹木や木の実を素材にしたゲーム、クラフト体験などで森に親しんだ。
活動は7年前から毎年、庄内園芸緑化(酒田市大町、渡部佐界社長)と、北庄内森林組合(伊藤弼組合長)の協力で開催。この日は秋らしい日が差す中、午前中は木の葉を使ったカルタ取り大会などを楽しんだ。午後からは庄内空港緩衝緑地パークセンター事務所(五十嵐光雄所長)の指導で、プラタナス、トチノキなどの木の実を使って人形作りを体験。直径約20センチの丸太をのこぎりで切って台座にし、その上に木の実で作った5センチほどの人形を次々と配置し、「かわいい」などと歓声を上げていた。
2013年(平成25年) 10月12日(土)付紙面より
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統合して来春、酒田市立東部中学校になる松山中と飛鳥中の1年生が11日、合同ウオークを行った。飛鳥中を目指して松山中を出発したが、雨が強くなって徒歩を断念。バスで飛鳥中に向かい、一緒に昼食を取りレクリエーションを行うなどして友情を深め合った。
生徒たちが一つの目標に向かって同じ行動をとり、交流を図ることで半年後に迫った統合後の学年運営をスムーズにする狙い。両校の合同行事は初めて。
飛鳥中52人、松山中38人の1年生を一緒にして3つの仮クラスに分け、さらに6人ほどの班を編成。この日は飛鳥中生がスクールバスで松山中に移動し、体育館で「出会いの会」を開いた。生徒たちは、班ごとに輪になって自己紹介。少しでも心の垣根を取り払おうと、好きな食べ物や興味を引かれているものなどを発表し合った。
午前10時を期して松山中を出発。そのころから降りだした雨の中、稲刈りが終わったばかりの田園地帯を歩いてまず、約5キロ先にある中間点の妙玄寺(北俣)を目指した。しかし、2キロほど歩いたところで雨が強くなり、ウオークを断念。雨天用メニューに切り替え飛鳥中に向かった。
松山中の遠藤詩苑(しおん)さん(12)は「飛鳥中のみんなとは初めて行動するけど、すごく楽しい」、飛鳥中の石川魁(かい)君(13)は「統合の前に(松山中の)友達を増やしたいと思っていた。今日はいい機会。たくさんつくれそう」と話していた。