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2013年(平成25年) 10月17日(木)付紙面より

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こんにゃく作りに挑戦

 小学生が地域の人たちと一緒に食品作りなどを楽しむ「地域ふれあい事業」が14日、鶴岡市羽黒町川代の創造の森交流館で行われた。鶴岡市内の小学生たちが保護者と一緒にこんにゃく作りやコースター作りを楽しんだ。

 地域に関する食品作りやものづくりを体験することで、小学生たちに自分も地域の一員であることを感じてもらい、規範意識の向上を図ることを狙いに鶴岡地区少年補導員連絡会(佐藤重勝会長)が主催した。

 秋晴れとなったこの日、羽黒地域を中心にした市内の小学生や羽黒高校生、大学生ボランティア、鶴岡地区少年補導員、鶴岡警察署職員など約60人が参加。初めに佐藤会長が「いろんなものに触って、聞いて、見て、大勢の人と触れ合って存分に楽しんでください」とあいさつした。

 続いて食品製造業「まるい食品」(鶴岡市宝田三丁目)の伊藤久美社長が羽黒町で育てているコンニャクイモの栽培の様子や、イモをペースト状に加工するまでの過程を説明した。「かぶれることもあるので素手で触らないでください」と注意を受けた後、子どもたちはビニールの手袋をしてコンニャクイモのペーストに凝固剤を入れて混ぜ、丸めてお湯に入れる作業に挑戦。コンニャクイモの独特の香りがする中、子どもたちは「臭いね」「ぐにゃぐにゃする」などと歓声を上げながらこんにゃく作りに取り組んだ。

 きょうだいで参加した羽黒四小4年の今井祐花さん(10)は「こんにゃく作りは初めて。自分の作ったこんにゃくを食べるのが楽しみ」、弟で同小1年の大稀君(7)は「こんにゃくはべとべとだった。お湯に入れると浮いてくるのが楽しかった」と笑顔で感想。

 その後、子どもたちはコースター作りや缶バッジ作り、自分たちで作ったこんにゃくや羽黒産サトイモ入りの芋煮を食べて地域の人との触れ合いを楽しんだ。

コンニャクイモのペーストをこねる子どもたち
コンニャクイモのペーストをこねる子どもたち


2013年(平成25年) 10月17日(木)付紙面より

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漁業者の所得向上目指す

 庄内浜の水産物を使った新たな加工品の試食会が15日、鶴岡市女性センターで開かれ、集まった関係者が開発された商品を味わった。

 試食会は市、県漁協、鼠ケ関水産加工生産組合などでつくる「鶴岡市庄内浜うめぇ魚産地協議会」(会長・五十嵐正一市農林水産部長)が主催した。

 同協議会は2011年に農林水産省の産地水産業強化支援事業を活用して設立された。学校給食などの給食サービス機関への食材提供、低利用魚加工品の小ロット販売、高級魚を活用して鶴岡市を代表する新たな加工品の開発、民宿・旅館への食材提供の4点を重点課題として事業を展開し、事業利益の向上を図るとともに漁業者の所得向上を狙いとしている。12年から商品開発に取り組み、今までに2回試食会を開催した。

 本年度初の試食会となった今回は、同協議会メンバーや加工品開発者ら19人が出席。鼠ケ関水産加工生産組合、由良水産加工場、竜泉・滝川の3試作者が、庄内浜で獲れた水産物を使った「甘エビ汁」「イワシ粕(かす)漬」「電子レンジで作れる焼き魚」「えび団子」「豆腐蒲鉾(かまぼこ)」など8種類の試作品を用意。出席者たちは「おいしい」「前回より良くなった」などと感想を話しながら試食した。

 同協議会事務局の沼沢紀恵さん(46)は「少しずつ商品開発が進んでいると感じる。鶴岡らしさも出しつつ地元の水産物をPRしていかなければと思う」、県漁協由良水産加工場の阿部勝樹工場長は「今までの指摘事項を改善して3回目に臨んだ。開発も大詰め。(この事業が)漁業者の所得向上につながれば」と話している。

 同協議会では、今回の試食会を踏まえて再度商品の改善を図り、来年2月ごろに本年度2回目の試食会を行う予定。

関係者らが地元産水産物の加工品を試食した
関係者らが地元産水産物の加工品を試食した



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