2024年12月14日 土曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2013年(平成25年) 10月20日(日)付紙面より

ツイート

ロボットに興味津々 産技短大・工藤教授が訪問授業

 酒田市の県立産業技術短期大学校庄内校制御技術科の工藤誠教授(ロボット工学)が18日、自作ロボットを持って同市の十坂小学校(安藤宏和校長)を訪問し、児童たちにモノづくりの楽しさなどを話した。

 十坂小のクラブ活動「科学マジッククラブ」の一環。産技短大で主に制御、電子回路に関して指導する工藤教授は、今月11日に続いての訪問。この日は4―6年のクラブ員16人にパソコンを使ってロボットのプログラミングを指導した。

 黒い線を認知して自走する自動車型ロボット「ライントレースカー」、自立する人型ロボット3体のうち人型ロボットに関して「自動車型に比べて非常に複雑。手足部を中心に計16のモーターで動かしている」「パソコンで行動をプログラミングすることで、より複雑な動きをする」などと説明した。

 この後、11日に児童たちがプログラミングした自動車型ロボットの試走。コントローラーを操作して自動車が動きだすと、児童たちは歓声を上げていた。

 6年の佐藤昇聖君(12)は「プログラミングなどは難しかったけど、動かすのが楽しかった。ロボットに興味が出てきた」と目を輝かせ、工藤教授は「モノづくりの分野の活性化のためにも、このような機会を通して多くの子供たちからメカトロニクス、ロボット、機械に興味を持ってもらえたら」と話していた。

工藤教授(中央)のロボット操作に見入る児童たち
工藤教授(中央)のロボット操作に見入る児童たち


2013年(平成25年) 10月20日(日)付紙面より

ツイート

伝統の魅力を再発見 実演と体験楽しみ特産直売にぎわう

 鶴岡市関川地区の特産品・しな織をPRする「関川しな織まつり」が19、20の2日間の日程で、同地区の関川しな織センターなどで始まった。会場にはたくさんの人が訪れ、しな織体験や特産品の直売でにぎわっている。

 しな織は日本最古の織物の一つで沖縄の芭蕉布、静岡の葛布と並ぶ日本の代表的な古代布。関川地区のしな織は同地区の女性たちの手で受け継がれてきた伝統工芸で、2005年には庄内で初めて国の「伝統的工芸品」に指定された。まつりはしな織の魅力を広く知ってもらうとともに、関川地区内外の人との交流、地区住民の連帯感の醸成などを狙いに実行委員会(五十嵐善幸会長)が主催する。毎年この時期開催し、今回で25回目。

 初日の19日午前は開会式が行われ、五十嵐会長が「25回目の節目の年。新たな気持ちで取り組み、穏やかな絆、つながりを深めていきたい」とあいさつ。会場ではキノコや山菜、赤カブなど農産物の直売やとち餅、なめこそば、カジカ焼きなどの販売が行われ、人気を集めた。

 しな織センターでは公募で今年の「しな織姫」に選ばれた林香名さん(22)=同市みどり町、学生=と高橋明子さん(20)=同市淀川町、学生=がかすりの着物姿でしな織を実演。また、コースター作り体験コーナーやしな織製品の販売、しな織糸作りやしな縄細工の実演なども行われた。

 20日は午前9時から午後3時まで。

かすりの着物姿でしな織を実演するしな織姫たち
かすりの着物姿でしな織を実演するしな織姫たち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field