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2013年(平成25年) 10月3日(木)付紙面より

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ウインドカート作り科学に親しむ 鼠ケ関小児童が「おもしろ実験教室」

 鶴岡市立鼠ケ関小学校の児童たちが科学に親しむ「おもしろ実験教室」が30日、同市鼠ケ関の鼠ケ関マリーナ、鼠ケ関青少年海洋センターで開かれた。1―6年生26人が参加し、体操や植物の実験、ウインドカート作りを楽しみながら交流を深めた。

 実験などを通して科学に対する興味、関心を引き出し、体験を共有しながら異年齢交流を図ることを狙いに温海第四地区公民館が鼠ケ関地域協議会「蓬莱塾」などと共に企画した。昨年に続いて2回目の開催。

 同校秋休みのこの日、昼食を挟んで午前と午後の部に分けて実施。午前は植物の実験やウインドカート作りなどの「実験教室」、午後は海鮮たこ焼きと干物を作る「料理教室」が行われ、子どもたちが真剣な表情で実験や工作に臨んだ。

 このうちウインドカート作りでは、県サイエンスナビゲーターの齋藤安和さんが講師となり、子どもたちが割り箸と輪ゴム、ペットボトルキャップ、紙などを使って、うちわであおいで走らせるウインドカート作りに挑戦。「ほんのわずかのゴムの巻き方の違いで、走り方に差が出る」などと齋藤さんから指導を受けながら、子どもたちが真剣な表情で工作に取り組んだ。完成後はグループ対抗レースを楽しんだ。

 5年の本間航君は「きっちりテープを貼るのが大変だった。真っすぐ進んで楽しかった」と感想。3年の佐藤結凪さんは「難しかったけど楽しくできて良かった」と笑顔で話した。午後は県漁協由良水産加工場の阿部勝樹場長が講師となり、海鮮たこ焼きとカレイとイカの干物作りを行った。

齋藤さんに教わりながらウインドカートを作った
齋藤さんに教わりながらウインドカートを作った


2013年(平成25年) 10月3日(木)付紙面より

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額に汗し一生懸命 南平田小5年生稲刈り体験

 酒田市の南平田小学校(古川雅裕校長)の5年生55人が2日、学校北側にある体験田で稲刈り体験をした。5月に自ら手植えした「つや姫」で、総合的学習の時間などを活用し観察活動を続けてきたもの。児童たちは額に汗しながら一生懸命に鎌で刈った。

 同校では1993年から毎シーズン、土田治夫さん(52)=同市飛鳥、農業=のほ場10アールを借り、5年生が総合学習や社会科の時間を使って稲作に挑戦。収穫した米は、校内で開かれる「収穫感謝祭」でおにぎりなどにして食べている。

 今シーズンも土田さんの指導で、5月につや姫の苗を手植え。水管理などは土田さんが担当、子供たちはこれまで丈の伸び具合などを観察しながら大切に育ててきた。土田さんによると、今シーズンは平年並みの収量が確保できそうだという。

 この日は柔らかな日が差す絶好の稲刈り日和となる中、女子はハンコタンナにかすりの着物ともんぺを着用、男子は菅笠(すげがさ)をかぶり、黄金色に輝くほ場で手刈り。父母、祖父母も手伝いに訪れ、手際よく次々と稲を刈っていた。土田さんによると、今月中旬まで自然乾燥させた後、児童たちが昔ながらの機械を使って脱穀作業を体験するという。

自ら手植えして観察を続けてきた稲を刈る児童たち
自ら手植えして観察を続けてきた稲を刈る児童たち



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