2013年(平成25年) 11月28日(木)付紙面より
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鶴岡市の大山保育園(高橋亨園長、園児227人)で26日、食育教室「つや姫でおにぎりをつくろう!たべよう!」が開かれた。
教室は鶴岡市農業委員会の食育・地産地消専門委員会(武田三喜子委員長)が、食育と地元産の米や野菜の消費の拡大を図るとともに、食について小さいうちから学んでもらおうと昨年から行っている。
この日は同専門委員会メンバーなど約10人が同園を訪問。年中児49人が参加した。初めに同専門委員が「1粒の米からおにぎり半分くらいの米ができる」「土、水、太陽から頂くものなので感謝しながら食べましょう」と米について紹介した。
続いて園児たちが実際に米を研ぎ、つや姫でおにぎり作りに挑戦。園児たちは炊き上がる前の米を見て「硬い!」と驚きながらも丁寧に米を研ぎ、熱々ご飯をラップに包んでおにぎりを作った。作ったおにぎりは給食で農業委員たちと交流しながら味わった。
小池真士(まなと)君(5)は「硬かったお米がおいしく軟らかくなってびっくりした。今度は家でもおにぎりを作りたい」と笑顔で話していた。
2013年(平成25年) 11月28日(木)付紙面より
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年の瀬の風物詩となっている酒田市の酒田北港へのハタハタ接岸を前に、同市の月見ケ丘保育園(伊勢隆二郎園長、園児14人)で26日、園児たちがハタハタの産卵床作りに挑戦した。
ハタハタの産卵を助ける産卵床の設置は、海洋生物の保護や環境教育などを目的に、NPO法人「みなと研究会」(酒田市、守屋元志代表理事)が2005年から毎年行っている。
同保育園と同法人は以前から連携して環境学習を展開。今春の卒園児は昨年秋、ハタハタと人間の共生を広く呼び掛ける巨大絵画を同港護岸に描いた。同保育園は来年3月末で閉園することが決まっており、同法人は今回、園児たちの思い出づくりにひと役買おうと、産卵床を一緒に製作することにした。
この日は法人メンバーが保育園を訪問。園児たちを前に、守屋代表理事が「ハタハタはブリコを産むために酒田北港にやって来る」「いっぱい産めるよう、海に沈めておくのが産卵床」などとハタハタの生態、産卵床設置の目的を話した。
引き続き園児たちは産卵床作りに挑戦。長さ約7メートルの太いロープの上に網を乗せ、ひもで固定させた後、園児たちは「たくさんたまごをうんでね」「きれいなはたはたになってね」「くじらにあえるといいね」といった自ら書いたメッセージを短冊状にして網目に結んだ。
同法人によると、早ければ12月3日に水路に設置する予定。その後、メンバーが定期的に潜り、効果を調査していく方針。