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2013年(平成25年) 12月12日(木)付紙面より

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「移動介助」熱心に学ぶ 専門家の指導で初めて実施

 酒田市の宮野浦学区コミュニティ振興会(岡部衛会長)が主催した移動介助に関する講習会が10日、同学区コミュニティ防災センターで開かれた。

 同学区でも年々高齢化率が高まっており、家庭によっては家族が介護に当たっていたり、近い将来に必要となることが推測されることから、時代に合ったテーマとして同振興会社会教育部会(阿部實部会長)が初めて企画した。

 この日は学区民12人が受講、同市の本間病院リハビリテーション科理学療法士の土井崇さんが指導に当たった。初めに土井さんが「基本動作に対する介助のコツ」と題して講話。「リフティング(持ち上げ)ではなく、シフティング(移動)。過度の介護はしないで患者の能力を生かすことが大事」と話し、「介助を『社交ダンス』と表現する人もいる。相手に合わせ、互いに尊重し合うこと」と語った。

 その後、参加した学区民を要介護者と見立て、土井さんが車いすからの移動介助などを実演。学区民はメモを取りながら熱心に聞いていた。同振興会の菅清二事務局長は「介護は避けては通れない問題。参加者の反応を見ながら、講習会を年間行事に組み入れることを検討したい」と話していた。

土井さん(右)の指導で移動介助について学んだ
土井さん(右)の指導で移動介助について学んだ


2013年(平成25年) 12月12日(木)付紙面より

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せりふや立ち回り稽古 酒田こども・若獅子歌舞伎本番に向けて

 酒田こども歌舞伎・若獅子歌舞伎発表会の通し稽古が7日、酒田市浜田学区コミュニティ防災センターで行われ、2週間後に迫った本番に向けてせりふや所作、立ち回りなどの練習に励んだ。

 この発表会は、日本の伝統文化の一つである歌舞伎を体験・習得している子供たちが日頃の練習成果を披露する場。同市出身の元歌舞伎役者で日本舞踊「千川流」(本部・同市亀ケ崎二丁目)2代目家元の千川貴楽さんが中心になって実行委員会を組織し、2008年度から開いている。

 11年度に運営形態を保護者主体の「『酒田こども歌舞伎』の会」(五十嵐隆幸会長)に変更。さらに本年度からは、小学生部を「こども歌舞伎」、中学生以上を「若獅子歌舞伎」とし、酒田市の小学1年生から6年生までの13人、同市と鶴岡市の中学1年生4人の計17人が、今月21、22日の発表会に向けて千川さんを講師に7月から月2回、最近は週1、2回のペースで稽古を重ねている。

 今回は、「白浪五人男」が活躍する「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」から浜松屋の場と稲瀬川勢揃いの場、主人公の「だんまり(暗闘)」が有名な「加賀鳶(かがとび)」から加州候表門の場、「義経千本桜」から吉野山の段の3演目を披露する。

 この日の稽古では千川さんが、せりふ回しや目の動きなど細かな部分まで指導し、「お客さんにお尻を向けて回らないように」と注意。3演目いずれにも出演し、浜松屋の用心棒・清次など計4役をこなすという斎藤健輔君(琢成小4年)は「千川先生は厳しいけど優しい。せりふや振りを覚えるのは面白い。昔風の話し方も大丈夫」と話した。

 発表会は市総合文化センターを会場に、21日が午後5時半、22日が午前11時半の開演。入場料は500円で、みずほ八文字屋で販売している。問い合わせは五十嵐会長=電090(2885)8487=へ。

「浜松屋の場」を稽古する酒田こども歌舞伎・若獅子歌舞伎の子供たち
「浜松屋の場」を稽古する酒田こども歌舞伎・若獅子歌舞伎の子供たち



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