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2013年(平成25年) 12月17日(火)付紙面より

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公益大 まちづくりに向けて 学生高校生がパネル討議

 東北公益文科大(町田睿学長)の地域共創活動発表会「公益大ウィーク2013in酒田『集まれ!若者まちづくりリーダー』」が14日、酒田市の同大公益ホールで開かれた。

 このイベントは、地域に入り地域住民と共に地域の活性化に取り組んでいる公益大生が、その活動内容を広く市民に紹介する場として、2010年度から毎年開催している。

 今年は県内の高校生も参加。午前中は高校生と公益大生を対象にしたワークショップ「目指せ!若者まちづくりリーダー」を開き、公益大特任講師で慶應義塾大非常勤講師の西田みづ恵さんを講師に、話し合いをうまく進めるこつなどを体験した。

 午後は、地域を元気にするために県内各地で繰り広げられている地域共創活動事例を実践者が報告。酒田光陵高生と公益大生による「遊佐町蕨岡地区まちづくりゼミ」、加茂水産高生と公益大生の「鶴岡市加茂地区活性化事業」、置賜農業高生の「紅大豆本舗」、庄内総合高生の「槇島(まぎしま)ほうきプロジェクト」や、地域共創センターの科学体験教室「かずのふしぎ、しぜんのふしぎ」などの活動成果が発表された。

 最後に、公益大の呉尚浩教授、ともに公益大3年生の小野寺太樹さん、熊澤舞子さん、酒田光陵高2年の齊藤達也さん、庄内総合高3年の森亮輔さんが、公益大1期生の齋宮征博さんのコーディネートで、「広がれ!若者まちづくりリーダー」をテーマにパネル討議。

 まちづくりに取り組んだきっかけについては「とにかく人と話をしたかった」「公益大入学後、まちづくりは人の魅力を引き出すことと学んだから」「若者の連携ができておらず、もったいないと思った」などと回答。まちづくりの魅力は「近いが知らない場所に行って、『こんなにいい所があるんだ』と気付くこと」「自分が地域と共に成長していくこと」などの意見が出た。

 まちづくりに参加した後は「最初は『やらされている』感じだったが次第に目覚めた。入り方はどんな形でもいい。途中で『自分からやりたい』という気持ちが芽生えてくる」と変化したとの発言や、「先に参加している人の背中をいろいろな人が見ており、活動を頑張ることで『私もやってみよう』という人が出てくる」「まず一歩を踏み出すことに尽きる。動けば助言してくれる人が出てくる」などの提言があった。

 さらに、「今後は若者を生かせる場、伸ばす場づくりが必要」「あいさつを毎朝、明るく元気に交わすと、もうまちづくりが始まっている」「『ゼロから1』にするのが難しい。勇気が要る。でもやってしまえば仲間や先生たちが後押ししてくれる」などの意見が出た。

より良いまちづくり活動について意見交換した「公益大ウィーク」のパネル討議
より良いまちづくり活動について意見交換した「公益大ウィーク」のパネル討議


2013年(平成25年) 12月17日(火)付紙面より

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高校生が演奏や書道を披露 鶴岡で「青少年ステージパフォーマンス」

 鶴岡市青少年育成市民会議(竹澤啓会長)主催の「第3回青少年ステージパフォーマンス」が15日、鶴岡南高の鶴翔会館で行われた。市内の高校生たちが和太鼓や吹奏楽の演奏、書道パフォーマンスを披露した。

 同会議は、高校生の部活動を支援することで子供たちから「生きる力」「創り上げる力」「発表する力」の3つを学んでもらおうと、一昨年からパフォーマンスイベントを実施している。

 今回のステージは3部構成で行われ、第1部は加茂水産高の荒崎太鼓で幕開けし、鶴岡南高吹奏楽研究会が「君の瞳に恋してる」「上を向いて歩こう」など5曲を披露。第2部は市内の5校が書道パフォーマンスを繰り広げた。第3部は鶴岡中央高の天魄太鼓の演奏でステージを締めくくった。

 このうち書道パフォーマンスは、羽黒、鶴岡東、鶴岡中央、庄内農業、鶴岡北の各書道部が「友」をテーマに、音楽に合わせて筆を振るった。「いつかは無限の空を越えて 僕たちの色で未来をつくろう煌(きら)めきのような人生の中で 君に出逢えて僕は本当によかった」など、アーティストの曲の一部や自分たちが考えた詩などを5メートル四方の用紙に気持ちを込めて書き上げた。作品が完成すると会場を埋めた保護者や教員から大きな拍手が起こっていた。

高校生たちが堂々と書道や演奏でパフォーマンスを繰り広げた
高校生たちが堂々と書道や演奏でパフォーマンスを繰り広げた



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