2013年(平成25年) 12月19日(木)付紙面より
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鶴岡市の大宝幼稚園(三浦洋介園長、園児84人)の年長児たちが18日、鶴岡市立図書館で図書館利用を学んだ。園児たちは図書館のルールを聞き、それぞれ好きな絵本を借りた。
同園で力を入れている読書指導の一環として、子どもたちに本を選ぶ楽しさや公共機関を利用するマナーを学んでもらうとともに、本が好きな子どもを育てようと同園が企画した。
この日は年長児18人が図書館を訪れ自分の利用カードを作った。職員の新宮久美さんが本の借り方や図書館でのマナーを紹介し、絵本「クリスマスにはおくりもの」を読み聞かせ。子どもたちは目を輝かせて物語を楽しんだ後、それぞれ好きな絵本を選び自分のカードを使って本を借りた。
「おさるのジョージ」を借りた佐藤啄仁君(6)は「家に帰ったら一人で読む」、「和菓子のほん」を借りた松浦莉愛ちゃん(6)は「おいしそうだったから借りた。お母さんに読んでもらう」と笑顔で話していた。
同園は3学期にもう1度、来年度は年5回の図書館利用を計画している。
また、同図書館では市民で組織される保育園や幼稚園、家庭文庫などに団体貸し出しも行っている。1施設300冊まで、1年間(年度末まで)借りることができる。
図書館での本の借り方を学
2013年(平成25年) 12月19日(木)付紙面より
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ハタハタを狙う大勢の釣り人でにぎわいを見せる酒田市の酒田北港「水路」に16日夕、同市の月見ケ丘保育園(伊勢隆二郎園長、園児14人)の園児が製作した産卵床のある箇所を照らすイルミネーションがお目見えした。
海洋生物の保護活動を展開するNPO法人「みなと研究会」(酒田市、守屋元志代表理事)が集魚を目的に初めて企画。同保育園は来年3月で閉園することが決まっており、同法人は今回、園児の思い出づくりにひと役買おうと、先月にハタハタの産卵を助ける産卵床を一緒に製作。法人メンバーが今月3日に水路内に沈めた。産卵床にくくり付けた高さ約10メートルの竹4本の周囲を白熱灯4個、太陽光発電のLED(発光ダイオード)約500個で飾り付け。寒空の下、同保育園児が参加して点灯式が行われ、カウントダウンでほのかに輝くと、「ついた」と歓声を上げていた。
守屋代表理事は「『産卵床がここにあるよ』というパッシングコール。良い環境で産卵させてやることができたら」と話していた。点灯は今月25日ごろまで。