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2013年(平成25年) 12月21日(土)付紙面より

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世界の子供たちのために ペットボトルのふた10万8000個回収

 鶴岡市の上郷小学校(金子研司校長、児童109人)は19日、児童たちが1年かけて集めた約10万8000個のペットボトルのふたを、山形銀行鶴岡支店(本間弘支店長)へ引き渡した。ふたは同行からNPO法人に送られ、開発途上国の子供たちへのポリオワクチンの費用として還元される。

 同校はボランティア活動の一環で毎年、スポーツ・ボランティア委員会の児童が中心となり、アルミ缶やプルタブの回収を行うほか、2年前からはペットボトルのふたの回収に取り組んでいる。

 今回引き渡したふたは、昨年11月から今月まで回収したもので、地域住民の協力もあり昨年度の2倍を超える量が集まった。ふたは全国組織のNPO法人を通じてリサイクル事業者に売却され、その収益金がワクチン購入費に充てられる。

 この日は、同委員会の五十嵐啓登委員長(6年)と和田葵副委員長(同)の2人が引率教員と共に同支店を訪問し、ビニール袋に入れたふたを土田仁次長へ渡した。

 五十嵐君と和田さんは「世界の人のためになると思って一生懸命集めた。これからも続けていきたい」と話し、土田次長は「喜んでくれる人が必ずいる。人の役に立ちたいと一生懸命に集めた思いを、これからも大切にしてください」とお礼を述べた。

 ペットボトルのふたは約800個で1人分のワクチンが購入でき、今回、同校が引き渡したふたは135人分に相当するという。

ペットボトルのふたを引き渡した上郷小の和田さん(右)と五十嵐君(中央)
ペットボトルのふたを引き渡した上郷小の和田さん(右)と五十嵐君(中央)


2013年(平成25年) 12月21日(土)付紙面より

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交流しながら「なし団子ならし」 

 鶴岡市の田川コミュニティセンターで20日、地元の老人クラブでつくる「田川ほかり会連合会」(鈴木和義会長)と田川保育園(佐藤絹園長、園児31人)の園児たちが伝統行事「なし団子ならし」を行い、交流を楽しんだ。

 なし団子ならしは五穀豊穣(ほうじょう)を願い、同地区では旧正月(1月下旬―2月上旬)に行っていた行事で、ミズキやヤナギの枝に紅白の餅を飾り付ける。近年では同連合会が毎年この時期、園児との交流活動の一環として行っている。

 この日は午前9時ごろから同連合会会員約40人が同コミセンに集合。会員が持ってきたミズキの木を大広間の柱にくくり付け余分な枝を落としたり、紅白の餅を丸めて団子作りをするなど準備を進めた。

 同10時すぎ、3―5歳児15人が同コミセンを訪れ、「よろしくお願いします」とあいさつ。初めに園児たちが踊りを披露すると、会員たちから大きな拍手が送られた。

 続いて鈴木会長が「立派な踊りをありがとう。今からなし団子ならしを始めます」とあいさつ。園児たちが台に上がり、会員から「こっちが空いているよ」と高い枝を手元へ寄せてもらいながら、軟らかい紅白の餅を枝に飾り付けた。

 園児たちは「団子がぷにぷにする」「すごくきれい」と感想を話し、会員らと楽しく交流。なし団子は来年1月末ごろまで、同コミセン内に飾られる。

園児たちが会員たちとなし団子ならしの飾り付けを楽しんだ
園児たちが会員たちとなし団子ならしの飾り付けを楽しんだ



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