2013年(平成25年) 12月22日(日)付紙面より
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酒田市内の高校茶道部合同によるチャリティー茶会が21日、酒田市のマリーン5清水屋で行われ、買い物客や茶道愛好者が茶席を楽しんだ。
茶道への理解を深めてもらうとともに、部員たちのボランティア意識高揚を目的に、飽海地区高校文化連盟茶道専門部(部長・齋藤善明酒田南校長)が2002年から毎年この時期、市教育委員会と清水屋の協力で開催。茶席では来場者から寄付を募り、一昨年からは東日本大震災の被災地支援に充当している。
12回目の今年は酒田光陵、酒田西、酒田南、天真学園の4校の茶道部員計65人が参加。周囲には同連盟書道専門部(部長・齋藤一男酒田光陵教頭)に所属する酒田東、酒田西、酒田光陵の書道部員21人による「和敬清寂」「且坐喫茶」など茶席にふさわしい書作品も並んだ。
この日は、軸の代わりに校名入りクリスマスリースを飾るなど高校生らしい感性の立礼(りゅうれい)席を設置した。生徒たちは日頃の練習成果を発揮し、お点前を披露。心のこもったもてなしに買い物客らは笑顔を浮かべていた。
2013年(平成25年) 12月22日(日)付紙面より
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鶴岡市の東栄小学校(澤川来全校長、児童118人)で20日、地域の伝統芸能「獅子踊り」の引き継ぎ発表会が行われ、6年生から下級生へ獅子頭が引き継がれた。
同校では特色ある学校文化活動として1992年度から、学区内の添川と東堀越の両地域にそれぞれ伝わる獅子踊りに全校挙げて取り組んでいる。引き継ぎ発表会は、学校代表として活躍してきた6年生から5年生へと主役を受け渡し、全校へ引き継ぐ場。この日は体育館で行われ、保護者や地域住民も訪れ、伝統の引き継ぎを見守った。
初めに6年生24人が12人ずつ2地区に分かれ、獅子頭に藍色のはかま、鈴の付いたわらじなど正装をして小学生最後の踊りを披露。頭をクルクルさせながら激しく舞う添川獅子踊り、添川とはまた違ったリズムでダイナミックに舞う東堀越獅子踊りと、これまでの集大成となる踊りを繰り広げ、下級生らを圧倒した。
続いて、6年生がかぶっていた獅子頭を来年のリーダーとなる5年生と、4年生にそれぞれかぶせ引き継ぎ。1人1人が顔の下でしっかりひもを結んで獅子頭をかぶせてもらうと、「ありがとうございました」とお礼。5年生の両地区代表が「(練習で)心が合わさっていくのを感じた。雄々しく舞う」「動作と太鼓が合わなかったりしたが、心を込めて大きく力強く踊る」とそれぞれ決意表明した。
昼休みに加え夜間練習も積んできた4、5年生が獅子踊りを披露。3年生は太鼓打ち、1、2年生も竹をばちで打ちリズムを合わせて参加、しっかりと伝統のバトンを受け継いだ。添川地区の「頭」を務めてきた6年生の佐藤大心君(12)は「獅子踊りは楽しい。6年間踊ってきて今日が最後だったので、少しほっとした」と話していた。