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2013年(平成25年) 12月7日(土)付紙面より

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県内外の70社・団体と面談 公益大3年生就職ガイダンス

 東北公益文科大(町田睿学長)の3年生を対象にした「就職ガイダンスin公益大」が4、5の両日、酒田市の同大公益ホールで開かれ、学生と県内外企業の人事担当者らが面談した。

 公益大では▽3年生全員と卒業後の進路を話し合う個別面談を春秋の2回開催▽就職活動に必要なノウハウを実践する「就職力強化セミナー」の開講▽東京や仙台などで実施される合同企業説明会に学生送迎バスを運行―といった就職支援を実施。就職ガイダンスもその一つで、大学3年生の就職活動が今月1日に解禁されたのを受けて開催した。

 酒田市など庄内地方を中心に東北一円、首都圏、大阪府などから2日間で昨年並みの70社・団体が参加。職種は公務員、金融業、サービス業、小売・卸売業、医療・福祉関係、製造業など多岐にわたり、それぞれブースを設けて訪れた学生たちに待遇や勤務内容、福利厚生などを詳しく説明し、質問に答えた。

 リクルートスーツ姿の学生たちは、お目当てのブースの前に立ち椅子が空くのを待って面談。山形県警の説明を聞いた木村琢磨さん(21)=鶴岡市友江町=は「来春の就職が決まった先輩からアドバイスも聞けて、参考になった。警察官も選択肢の一つと考えている」と語った。

 岩手県花巻市出身で現在は大学近くに住んでいる佐藤咲さん(21)は「進学で初めて酒田に来て庄内が好きになった。地元の金融機関に就職したいと思って話を聞いたが、子供を2人、3人と産んでも職場に復帰できることや、昇進は努力次第で学歴は関係ないなどの説明を受けて安心した。ぜひ就職試験を受けてみたい」と話していた。

 このガイダンスは来年1月8日にも開催。二十数社の参加が予定されている。

 今年3月に学部を卒業した公益大生の就職率は90・3%。地域別では内陸が39・3%で最も多く、次いで庄内18・8%、東北・北海道・新潟22・3%、首都圏などその他19・6%だった。

リクルートスーツ姿の公益大3年生が希望する企業のブースで説明を聞いた=4日午後
リクルートスーツ姿の公益大3年生が希望する企業のブースで説明を聞いた=4日午後


2013年(平成25年) 12月7日(土)付紙面より

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サケ捕獲体験に歓声湧く 温海小 森林自然教室で川の大切さ学ぶ

 山、川、海の流れを通して自然について学ぶ「天魄山森林自然教室」が6日、鶴岡市の温海地区で開かれた。温海小学校(大塚等校長、児童149人)の4年生が、サケ捕獲体験や採卵の見学を行った。

 天魄山の伏流水を利用してサケの稚魚を養殖している庄内小国川漁業生産組合が講師となってサケの捕獲作業の体験、採卵、人工授精の見学を通して生産活動や森の役割、水の大切さを学んでもらおうと、昨年から市温海庁舎産業課と温海小が行っている。

 この日は4年生30人が引率の先生と共に同地区の庄内小国川漁業生産組合ふ化場に集合。子どもたちは小国川に遡上(そじょう)しているサケを見学した後、水槽に移動してサケの捕獲に挑戦。逃げるサケを「あっち行った」「これ大きい」などと歓声を上げながら捕まえた。その後、同組合の五十嵐洋司さんが「雄と雌は体や顔の形の違いで区別できる」「1匹の雌に卵は約3000個入っている」などと説明しながら採卵と人工授精を行い、子どもたちが見学した。

 その後学校へ移動し、割烹山月の伊藤一義料理長と共にサケを調理。バター焼きやどんがら汁を作って天魄山の恵みを味わった。

 阿部柊汰君(9)は「サケのうろこは白色だと思っていたけど、紫や緑などいろんな色があると分かった」、五十嵐彦智君(10)は「小国川にもこんなにサケがいることを知った。川を大切にしたい」と感想を話していた。

子どもたちがサケの人工授精の様子を見学した
子どもたちがサケの人工授精の様子を見学した



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