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2013年(平成25年) 12月8日(日)付紙面より

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ユニークな動作と表情で笑い誘う 仏のパフォーマーが朗読やパントマイム

 庄内町を訪れているフランスのパフォーマーたちが6日、同町高田の余目第一幼稚園(佐藤裕子園長、園児78人)を訪問し、園児たちの前で詩の朗読やパントマイムを披露した。

 フランスから来日したのは東北芸術工科大の非常勤講師で振付師のフィリップ・シェールさん(41)、通訳で翻訳家のドミニック・パルメさん(64)、パントマイマーのフレデリック・ヘレラさん(53)、歌手のエレーヌ・ミャラさん(55)の4人。

 一行は今月12、13の両日、同町の響ホールで公演が行われる日仏国際共同制作ダンス「フクシマ―痛むものの声」に出演するため2日に来庄した。同作品は東日本大震災の福島原発の事故をテーマに、庄内地方の現代舞踏家たちが企画。連日、町内の公民館などでリハーサルを行っている。4人はその合間に町内の5小学校と余目第一幼稚園を訪れ、「表現」のワークショップを実施している。

 この日、同園を訪れた4人は全園児の歓迎のダンスに「素晴らしい」と笑顔。自己紹介の後、ドミニックさんが谷川俊太郎の詩を日本語とフランス語で朗読した。続いてフレデリックさんが「真珠とり」の物語をパントマイムで表現。ユニークな動作と表情で園児たちの笑いを誘った。

 その後、園児たちはフレデリックさんの動きをまねてパントマイムに挑戦。さらにフィリップさんと一緒に猫や鳥などの表現遊びや、エレーヌさんとの歌遊びを楽しんだ。佐藤奏音ちゃん(6)は「(フレデリックさんは)顔が白くてびっくりしたけど、とても面白かった」と話していた。

 ドミニックさんは「子供たちはとても素朴で、触れ合えてとても楽しかった。地元の人たちと日常生活を一緒にできるのは貴重な体験」と話していた。

 「フクシマ―痛むものの声」は12、13の両日とも午後7時開演。問い合わせは庄内町西野の阿部利勝さん=電090(1495)7403=へ。

フレデリックさんと一緒に園児たちがパントマイムに挑戦した
フレデリックさんと一緒に園児たちがパントマイムに挑戦した


2013年(平成25年) 12月8日(日)付紙面より

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お待ちかねスケート場オープン

 鶴岡市の小真木原スケート場が7日、今シーズンの営業を開始した。オープンを待ちかねた子供たちや家族連れが足を運び、氷の感触を確かめながら滑走を楽しんだ。8日までの2日間、オープン記念で滑走料が無料となっている。

 冬期間、小真木原テニスコートをアイスリンクにする形で1992年度から毎冬開設しており、今季で22年目。昨年度までの入場者数は延べ29万6000人余りで、近年は年間約80日間の営業期間中に1万人前後が訪れている。

 7日は市やリンク管理者の市アイスホッケー協会関係者がシーズンの安全を祈願した後、午前10時にリンクを開放。小中学生のグループや家族連れなどが思い思いに初滑りを楽しんだ。鶴岡アイスホッケースポーツ少年団に所属する五十嵐楓(ふう)君(8)=朝三小2年=は「お兄ちゃんや弟と一緒に来た。久しぶりに長く滑れるので楽しい」と話していた。

 今季の営業は来年3月2日まで。営業時間は平日が午後1時から同6時、土日祝日は午前10時から午後7時まで。今月29日から来月3日の営業時間は午前10時から午後7時まで(元日は休み)。期間中、毎月第2、4土曜日は高校生以下の滑走料が無料。問い合わせは同スケート場=電0235(23)5694=へ。

初滑りを楽しむ子供たち。リンクに歓声が響いた
初滑りを楽しむ子供たち。リンクに歓声が響いた



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