2013年(平成25年) 4月11日(木)付紙面より
ツイート
庄内町商工会と町、町教委、町内の保・幼稚園や小中高校、地域住民が一体となり、町ぐるみで取り組む「笑顔で元気なあいさつ運動」が10日、スタートした。同日朝、同町廿六木の庄内総合高校(槇誠司校長)玄関前でスタートアップイベントが行われ、生徒たちが考案した今年の運動スローガン「あいさつでつながろう心の絆」がお披露目された。
あいさつ運動は、不況などの停滞感を吹き飛ばし、町商工業の活性化や青少年育成、地域の元気づくりを図ろうと町商工会が町、町教委などと連携して2011年度に初めて実施した。昨年度から関係者によるチーム「えがおプロジェクト」を立ち上げ、町内各所にのぼりを立てて運動の浸透を図っている。
スタートアップイベントは午前8時15分から行われ、全校生徒332人と教員、商工会や町関係者など約400人が参加した。同校生徒会が司会を担当し、初めに町商工会の阿部武敏会長が「庄内総合高校は地域行事へ積極的に参加しており、元気なあいさつが評判ということもあり今回、運動スタートの会場とさせていただいた。明るい笑顔のあいさつを広げていこう」と呼び掛けた。
来賓あいさつの後、生徒会長の石黒大幹君(17)=3年=が今年の運動スローガンを発表。吹奏楽部のファンファーレとともに、スローガンが書かれた垂れ幕がお披露目された。続いて参加者全員でスローガンを3回唱和。明るいあいさつで「元気な庄内町」を目指すことを決意した。
運動には町商工会員の各事業所や農業者、町内の各教育機関、町役場や各公民館など公共施設が参加。「おはようございます」などのあいさつ徹底に取り組むという。
2013年(平成25年) 4月11日(木)付紙面より
ツイート
酒田市の酒田西高校(成澤満校長)の1年次研修会が10日、同校で開かれた。ハローワーク酒田の学卒ジョブサポーター・荒生多喜さんが講演。高校時代の3年間にどれだけ頑張ったかが進路を決める鍵で、その進路の選択が人生の選択にもつながる―と助言した。
1年次研修は、学習・進路・生活・特別活動などの目的や進め方などを理解し、高校生活をスムーズに始められるように例年、この時期に実施している。加えて今年は、視野を広げて学習に向かうことで、人として早く自立するための意識を高めるきっかけにしようと初めて講演を取り入れ、就職希望の生徒が世話になっている荒生さんに講師を依頼。新入生197人が参加した。
荒生さんは、25?29歳で配偶者がいる割合は正規就業者で40%なのに対し、非正規就業者では11%、パート・アルバイトでは6%まで下がるため、「正社員として仕事をしていないと、女性から相手にされないことが多い」と指摘。
また、「大卒で関東などで仕事が決まらず、故郷に帰って来ても酒田で決まるケースは少ない。何になりたいか常に意識して学生生活を送ることが大事。高卒で就職したいなら、今すぐ先生に相談すること」と助言した。
さらに、民間企業でも公務員でも採用試験の際に大きなウエートを占める面接で最重要ポイントになる「笑顔」のつくり方を指導。割り箸を口にくわえたまま唇の両端を指で押し上げ、「最高の笑顔」をつくる練習を生徒全員で行い、「家に帰ったら鏡の前で実演し、確認してほしい。苦しい時に笑顔になれる人は強くなる。後輩も付いてくる」とアドバイスした。