2013年(平成25年) 4月12日(金)付紙面より
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「新入社員交通安全セミナー」が10日、鶴岡市農村センターで開かれ、新入社員たちが警察官の講話や心肺蘇生法の実技研修などを通して、交通安全について理解を深めた。
鶴岡地区安全運転管理者協議会(難波眞一会長)が鶴岡警察署などの協力の下、会員事業所の新入社員などを対象に毎年この時期に開催している。
この日は33事業所から約110人が参加。初めに鶴岡署の吉田幸司交通課長が、管内の交通事故や飲酒運転の取り締まり状況などを説明。飲酒運転については罰則を述べた上で「仕事を失うだけでなく、会社や家族にも大きな迷惑が掛かる。やめてほしい」と呼び掛けた。
続いて、新入社員たちは8グループに分かれて心肺蘇生法の研修へ。鶴岡市消防本部の職員たちから「人工呼吸は息が漏れないように」「救急車が来るまで交代しながら心臓マッサージを」などとアドバイスを受けながらダミー人形へ心肺蘇生を行い、有事の際の対応を学んでいた。
2013年(平成25年) 4月12日(金)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地で、ミズバショウが見頃を迎え、里山に春の訪れを告げている。
ミズバショウは、近畿以北の湿地や水辺に群生するサトイモ科の多年草。花のように見える純白の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれ、中に淡い黄色の穂状の花を咲かせる。
市羽黒庁舎観光室によると、松ケ岡では幅30メートル、奥行き70メートルの湿地に約2万株が自生し、例年3月下旬から咲き始める。今年は雪解けが遅かったものの、今月に入ってから暖かい日が続いたおかげで、昨年よりは1週間ほど早い3日ごろに咲き始めた。
湿地には遊歩道が設けられ、小川沿いに咲くミズバショウの姿を間近に見ることができる。せせらぎの音が聞こえる中、純白の仏炎苞の群落が競うように咲き誇り、かれんな姿を見せている。
松ケ岡のミズバショウは、天気にも左右されるが、今月下旬ごろまで見ることができるという。