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2013年(平成25年) 6月16日(日)付紙面より

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「クラゲの日」親子で学習会 加茂水族館が設定 6月15日

 親子で庄内浜のクラゲを捕まえ観察する「『クラゲの日』親子クラゲ学習会」が15日、鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)と近くの加茂レインボービーチで行われた。市内の親子連れが参加し、クラゲの生態を学んだ。

 「クラゲの日」は、1997年6月15日に加茂水族館が初めてサカサクラゲを展示したことにちなみ、同館が本年度初めて設定。これを記念して同館主催で親子クラゲ学習会を開催した。

 鶴岡市内を中心に、2歳から14歳までの子供と保護者計35人が参加。はじめにクラゲ展示室「クラネタリウム」を見学してクラゲの生態を観察した後、加茂レインボービーチに移動。同館職員が海中から採集した「カギノテクラゲ」を、親子がスポイトで水槽からサンプルケースへ移した。

 職員の「カギノテクラゲは海藻に付着しており、刺されたら大変なことになる。決して素手で触らないように」といった説明を聞きながら、子供たちはケースをのぞき込み、体長5ミリから1センチほどの小さなクラゲを見つけると「あ、いたいた」と歓声を上げていた。

 竹内天斗君(9)=三瀬小3年=は「小さいけど刺されると大変で、怖いクラゲと思った」と話し、父の秀一さん(33)と「遊ぶ時は気を付けないと」と言葉を交わしていた。

「小さいクラゲがいるよ」。子供たちがカギノテクラゲを観察した
「小さいクラゲがいるよ」。子供たちがカギノテクラゲを観察した


2013年(平成25年) 6月16日(日)付紙面より

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食と文化の祭典「鶴岡ふうど駅スポ」開幕

 鶴岡の食と文化の祭典「TSURUOKA FOOD EXPO(鶴岡ふうど駅スポ)」が15日、JR鶴岡駅前のマリカ広場とマリカ東館で開幕し、地元の旬の食材を使ったおつまみコンクール「逸品オトオシ・アワード」や農産物販売、郷土芸能の公演などが繰り広げられ、大勢の家族連れなどでにぎわった。16日は荘内神社での食にまつわるトークイベントのほか、23日まで市内飲食店30店が参加する飲み食べ歩きイベント「鶴岡のれん」など多彩な催しで、鶴岡の食と文化の魅力を発信する。

 鶴岡食文化創造都市推進協議会(会長・榎本政規市長)が中心となり、JRの山形デスティネーションキャンペーン(DC、来年6―9月)のプレDC(今年6月15日―9月14日)に合わせて開催した。ユネスコの創造都市ネットワーク(食文化部門)の登録を目指す鶴岡市の食文化を中心に、その周辺の歴史や郷土芸能など、鶴岡の魅力を総合的に発信するのが狙い。

 初日の15日はマリカ広場で、地酒による鏡開きなどのセレモニーで開幕。逸品オトオシ・アワードは市内の飲食店30店が自慢の創作おつまみを出品、来場者が投票してグランプリを決めるもので、大勢の市民らが詰め掛け、楽しそうに吟味しながら投票していた。また、農水産物や加工品、伝統工芸品の販売と体験、和太鼓や神楽など伝統芸能の公演などが行われ、駅前はにぎわいに包まれた。

 16日は午後1時から荘内神社で、黒川能の上演、食研究工房「パテ屋」(東京都)の林のり子代表と農家レストラン「知憩軒」(鶴岡市)の長南光さん、哲学者の中沢新一さんとイタリア料理「アル・ケッチァーノ」(鶴岡市)の奥田政行さんの各対談を開催。23日まで、逸品オトオシ・アワードに出品した市内の飲食店では、出品作を飲み物とセットで提供する「鶴岡のれん」、鶴岡アートフォーラムでは食の継承をテーマにした資料展「アトツギ展」などが行われる。

目玉の「逸品オトオシ・アワード」では大勢の市民が市内30店の創作おつまみを堪能、投票した
目玉の「逸品オトオシ・アワード」では大勢の市民が市内30店の創作おつまみを堪能、投票した



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