2013年(平成25年) 6月26日(水)付紙面より
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酒田市の東北公益文科大(町田睿学長)で23日、小学生4?6年生対象の科学体験教室「かずのふしぎ、しぜんのふしぎ」が開かれた。庄内一円から定員いっぱいの40人が参加。「図形をしらべよう!」をテーマに、公益大の教員や学生たちの指導を受けながら、切頂(せっちょう)二十面体作りなどに取り組んだ。
自然界の不思議について、自分が「知っていること」を手掛かりに「知らないこと」を考えて、実験などを通して科学の面白さを感じてもらう狙い。公益大地域共創センターが、独立行政法人・国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金」の助成を受けて一昨年から開講している。
今年1回目のこの日は、公益大の西村まどか准教授と1?3年生11人を講師に、「角を見分けよう」「まるい図形」「円周率を調べよう」「正多角形をかこう」などの項目を学習。学生らが用意した手作りの教材を切り張りし、正二十面体の各頂点を切り落とした立体で、膨らませると一般的なサッカーボールのようになる切頂二十面体の制作などに取り組んだ。
3年連続で受講している矢ノ目爽立君(11)=鶴岡市立朝暘三小6年=は「この教室は、いろいろなことが分かって面白い。今日のは算数の勉強だけど、工作とかがあって楽しい」と話していた。
本年度はさらにもう2回、秋に開講する。
2013年(平成25年) 6月26日(水)付紙面より
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鶴岡市白山の大泉保育園(平藤久喜園長)で25日、キッズサッカーの巡回指導が行われた。芝生が敷かれた園庭で、園児たちが体を動かす楽しさを学んだ。
巡回指導は、鶴岡地区サッカー協会キッズ委員会(中里征晴委員長)が鶴岡、田川地区の保育園児や幼稚園児、小学生を対象に実施している。日本サッカー協会(JFA)の「JFAキッズプログラム」に基づいた指導で、園児や児童にボール遊びを通じて体を動かす楽しさを伝えるもの。
この日、同委員会の中里委員長と増子英夫さん、本年度から委員会メンバーに加わったサッカーJ2モンテディオ山形で普及コーチを務める前田玄さんの3人が来園。年中組27人と年長組27人にボールを使った遊びや運動を指導した。
このうち年中組は手や足の間でボールを転がしたり、空中に放り投げてキャッチするなど、基本的な体の使い方を学んだ。また、パイロンなどを利用した「キノコ怪獣」目掛けてボールを蹴り、うまく倒した人に3点、当てた人に1点が与えられ、チーム対抗の点取りゲームなどが行われた。
園児たちはボールを手に大はしゃぎしながら園庭を駆け回り、口々に「サッカー面白い」「キノコ怪獣、倒したよ」と話していた。