2013年(平成25年) 7月12日(金)付紙面より
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鶴岡市越中山の月山あさひ博物村にある「月山カブトムシ園」のオープンを前に11日、現地でオープン式典が行われ、地元の園児たちがカブトムシを園内に放った。
カブトムシ園は、自然を生かした観光資源の掘り起こしを図ろうと、そば処「大梵字」北側にある約120平方メートルのビニールハウスを整備し、2005年にオープンした。
式典には、朝日保育園の年長児34人が参加。触る際の注意を受けた後、約70匹のカブトムシが入った籠が開けられると、園児たちは大はしゃぎ。カブトムシが勢いよく木を登る姿を見て「格好いい!」「すごい!」と歓声を上げたり、木につかまらせたりするなどして楽しんでいた。
カブトムシ園の営業は14日から来月18日まで。期間中は常時100匹ほどが放たれるという。時間は午前10時から午後4時まで。問い合わせは月山あさひ博物村=電0235(53)3411=へ。
2013年(平成25年) 7月12日(金)付紙面より
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山形大農学部で育種された超極早生の枝豆の新品種「つるおかぼんちゃ」(登録品種名・赤澤1号)の今年の販売が11日から、鶴岡市布目の庄内観光物産館ふるさと本舗で始まった。「鶴岡のお盆(7月)に食べられる茶豆」という名称の由来通り、みずみずしい緑のさやが店頭に並び、“枝豆シーズン”の到来を告げた。
元客員教授の赤澤經也さん(鶴岡市稲生一丁目)が「極早生だだちゃ」を品種改良し育種したもので、今年3月に品種登録された。親株に比べ収量は少ないが、うま味成分のアミノ酸、甘味成分のスクロースは親株と同等の良食味。今年は荘内松柏会(鶴岡市家中新町)で種子2リットルが販売された。「様子見という感じで、1合(180ミリリットル)ほど買っていくような人が多かった。量が少ないので、すぐに売り切れた」(同会)という。
ふるさと本舗ではこの日、枝豆の契約栽培をしている市内の農家5人が計40袋(1袋400グラム入り)を入荷。店頭の特設テントに「新品種つるおかぼんちゃ 極早生の茶豆」という看板を掲げて販売された。来店者が次々に試食し、「おいしい」と買い求めていた。
同店販売課の横澤幸夫係長は「つるおかぼんちゃを売るのは初めて。ここ数日の雨で出荷が少し遅れているようだが、この時期の枝豆としてはおいしい」と話した。
同店では、だだちゃ豆の早生種(小真木)が出てくる来週半ばごろまでの販売。価格は1袋400グラム入り800円。