2013年(平成25年) 7月17日(水)付紙面より
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県金峰少年自然の家分館「海浜自然の家」の本年度企画事業「海浜カヌー塾」が15日までの3日間、遊佐町の吹浦漁港などで開かれた。親子連れを中心に県内外から計80人が参加。カヌーに乗ってパドルを操り、海面を滑らせる爽快感を満喫した。
カヌー体験を通し、自然の中で遊ぶ楽しさを味わってもらおうと、同町菅里の海浜自然の家(山宮守分館長)が10年ほど前から、海と川の2コースを開催している。対象は小学生以上で、3日間とも午前中はカヌーの乗り方を練習。昼食後にカヌーツーリングを楽しむ。
今回は大雨に伴う増水で、月光川や清流・牛渡川を会場とする川コースは中止。全員が吹浦港内で練習やツーリングを行った。
このうち最終日の15日は、新潟県村上市を含む小・中学生とその父母ら約40人が参加。海浜自然の家の指導員らからカヌーの操作法を学び、午後からは全員で港内を巡るツアーを実施した後、一直線に並んで記念撮影した。その後も、カヌーリレーなどを行い、自然と一体となる楽しさを体感した。
山形市から親子5人で参加した田中満(みちる)君(9)=桜田小4年=は、「カーブするところが難しいけど、とっても楽しい」と話していた。
2013年(平成25年) 7月17日(水)付紙面より
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鶴岡市の出羽三山神社(緒方久信宮司)で15日、同神社の例大祭「花まつり」が行われ、大勢の参拝客が花梵天に付けられた花を奪い合った。
花まつりは、松例祭(12月31日―1月1日)、八朔祭(8月31日―9月1日)とともに、同神社の三大祭りの一つとされる。花梵天はイネの花をかたどっているともいわれ、その花を家に飾ると五穀豊(ほう)穣(じょう)や家内安全などに御利益があるとされる。
この日は霧が立ち込めるあいにくの天候となったが、大勢の参拝客が訪れた。正午すぎ、みこしなどとともに高さ5メートルほどの花梵天が3本登場すると、緊張した雰囲気が漂った。若衆が鏡池の周りを2周しながら花梵天を傾けるたび、参拝客たちは手を伸ばして花を奪い合った。先端部が折れてしまう出来事もあり、境内は熱気に包まれていた。
秋田県横手市の自営業、上田吉雄さん(62)は「初めて花を取ることができてうれしい。神棚に飾って健康と商売繁盛を願いたい」と笑顔で話していた。