2013年(平成25年) 7月18日(木)付紙面より
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子どもたちに川遊びを通して身近な環境に親しんでもらおうと「わくわく川あそび」が17日、鶴岡市羽黒町荒川の笹川第2揚水機場で行われ、近くの泉幼稚園(木村稔園長、園児30人)の園児たちが揚水機場を訪れた。
わくわく川あそびは、同市藤浪二丁目の水土里ネット笹川(村上誠理事長)が主催。2004年から毎年この時期に行っている。
今年は大雨の影響で川が増水し、流れも急だったため園児の安全を考慮し川に入らず、揚水機場にビニールプールなどを用意。そこへ園児全員と引率の先生4人が訪れた。時折小雨が降るあいにくの曇り空だったものの園児たちは早速プールに入り水遊びを楽しんだ。また、用意された水風船釣りや金魚すくい、水鉄砲の的当てにも挑戦。園児たちは「川に入りたかった」「泳ぎたかった」と話していたが、最後には「水が冷たくて気持ちいい」「楽しい」と大はしゃぎしていた。
2013年(平成25年) 7月18日(木)付紙面より
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陸上自衛隊第6師団(東根市神町)の災害対処訓練が16日、酒田市の飛島と浜田小学校(池田公夫校長、児童256人)で行われた。万一の際、より実践的な対応ができるように普段から訓練しているもので、今回は同市では初めて会場の一つに小学校を選び、子供たちに訓練を披露するとともに、救急法などを教えた。
この日は、定期船「とびしま」で飛島に渡った隊員、自衛隊車両と、飛来したヘリコプターによる機動・偵察訓練を同島で実施。
一方、浜田小では同師団第20普通科連隊第2中隊に所属する約30人が、モンキー渡りやセイラー渡り、懸垂下降などのロープ訓練、竹の棒に上着の袖を通して簡易担架を作ったりする救急法訓練を実演。全校児童が参加し、けが人役や運搬役を務めるなどした。
また、油圧カッターやエンジン削岩機、先端に付いたカメラで倒壊した建物などの中から生存者を捜す破壊構造物探索機など、人命救助のための装備品を公開。一度に最大250人分のご飯やおかずを45分ほどで調理できる野外炊事車の実演も行われ、同校が準備した食材でカレーを作り子供たちの給食用に提供した。
簡易担架の作り方などを学んだ6年生の本間琉太郎君(12)は、「担架が『そんなものでもできるのか』と意外だった。上に寝ても快適で面白かった」と感想。自衛隊山形地方協力本部酒田地域事務所の千葉嘉則所長は「災害はさまざまなパターンが考えられる。学校が現場になることもあり、自衛隊でできることを訓練しておくのは大事。市民と連携して行うことにも意義がある」と話した。市危機管理課では「自衛隊が良ければ、来年以降も市民が一緒になって訓練を行いたい」としている。