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2013年(平成25年) 7月24日(水)付紙面より

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本番へ向け稽古に熱 27日の水焔の能 「高砂」演じる櫛引東小児童

 櫛引東小学校の子供たちが、鶴岡市櫛引総合運動公園野外ステージで今月27日に行われる黒川能(国指定重要無形民俗文化財)の野外能楽公演「第30回水焔(すいえん)の能」の出演に向け、稽古に励んでいる。20日には舞台衣装を身に着けて通し稽古に臨み、本番に備えた。

 黒川能の里にある同校の子供たちの出演は、水焔の能20回記念の2003年に始まり、今年で10年目。黒川能を学習する課外クラブの「ふるさと芸能クラブ」のメンバーと出演希望の児童の4―6年生計16人が舞い手と地謡で出演し、「高砂」の演目を披露する。

 黒川地区の郷土文化保存伝習館で20日に行われた稽古では、黒川能下座座長の上野由部さんの指導で衣装の着付けを習い、保護者らが子供たちに着付け。鮮やかな着物に濃紺のはかまをはいた子供たちは、見た目もりりしい能の演者に“変身”。伝習館の能舞台に立ち、本番さながらに通し稽古を行った。

 「高砂」で舞い手を務める6年生の齋藤千結実さん(11)は「もう少し練習を重ね、笛の調べに合わせて流れるように舞えるようになりたい。本番では堂々と演じたい」と元気に話していた。

水焔の能の本番に向け、舞台衣装を着て稽古に励む櫛引東小の子供たち
水焔の能の本番に向け、舞台衣装を着て稽古に励む櫛引東小の子供たち


2013年(平成25年) 7月24日(水)付紙面より

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ツリーイング楽しいよ 山戸小お泊り教室で挑戦

 鶴岡市の山戸小学校(工藤幸吉校長、児童16人)の学校行事「山戸っ子わくわくお泊り教室」が同校を中心に行われている。初日の22日は、5、6年生が「ツリーイング」や野外炊飯などを楽しんだ。

 自宅を離れて集団生活や野外活動を体験することで、児童の主体性や自立心を養おうというもの。同校が県金峰少年自然の家や県森林研修センターなどの協力で、今回初めて企画した。

 初日の22日は、5、6年生計4人が、竹などを活用した食器や箸を製作したほか、1本のロープを高所に掛け、特殊な結び目で作った輪を移動させて上る「ツリーイング」、野外炊飯などに挑戦した。

 ツリーイングは外で行う予定だったが、悪天候のため同校体育館に変更。5、6年生のほか、3、4年生6人も参加し、悪戦苦闘しながらも、7メートルほどの高さまで上っていった。児童たちは「高い所は気持ち良い」「慣れると早く上れたよ」などと笑顔を見せ、楽しんでいた。

 お泊り教室は、5、6年生が22―26日の4泊5日、3、4年生は23―26日の3泊4日、1、2年生は24―26日の2泊3日の日程で行われる。

 期間中、由良海岸でのいかだ作りや致道博物館の見学、ボランティア活動、野外炊飯などに取り組む予定だが、天候で変更される場合がある。

「ツリーイング」に挑戦する児童たち
「ツリーイング」に挑戦する児童たち



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