2013年(平成25年) 7月28日(日)付紙面より
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鶴岡市の小学生や一般を対象にした「致道館文化の学習・論語素読体験講座」が27日、同市の国指定史跡旧庄内藩校致道館で始まった。29日までの3日間、地元の小学生たちが論語の素読に挑戦する。
致道館の教育方針である「天性重視・個性伸長」や「自学自習」などを重んじ、同市の教育風土を形作る学びの精神を広く市民に知ってもらおうと開催。昨年度までは市教委が主催し、本年度からは史跡の指定管理者となった致道博物館が主催する。体験講座には同市の小学生11人と一般9人が申し込んだ。
初日の27日は開講式が行われた後、致道館文化振興会議の細井功会長と統括文化財保護指導員の富樫恒文さんが講師となって庄内論語の素読などを行った。
参加者たちは皆姿勢を正し畳の間に正座。講師に続くように「子曰(のたまわ)く。学んで而(しこう)してこれを時習(じしゅう)す」などと庄内独特の読み方で素読した。昨年に続いて参加したという朝暘一小4年の阿部百桃さん(9)は「論語の素読が楽しかったので今年も挑戦した。難しい漢字がたくさんあるけど今年も頑張りたい」と話した。
28、29日は庄内論語の素読、致道館文化の学習などを行う予定。
2013年(平成25年) 7月28日(日)付紙面より
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夏休みに突入し、海水浴シーズンが本番を迎えた。雨続きで天候不順が続いている中、晴れ間を見せ真夏日となった26日、各海水浴場では子供たちの歓声が響いた。
鶴岡市の湯野浜海水浴場では、同市のマリア幼稚園(スリ・ワルヨ園長)年長児の海浜保育が行われた。地元の自然の中で心身を育む同園の伝統行事。年長児37人と教員と保護者ら計約60人が参加した。
準備体操で体をほぐした後、園児たちは教員や保護者と手をつなぎながら波打ち際へ。膝上の高さまで打ち寄せる波の迫力に歓声を上げたり、怖がったりしながら海に入った。海中でみんなで輪を作って回ったり、教員らのサポートを受けながらばた足泳ぎに挑戦。砂遊びを楽しみ、地元の海に親しんだ。全身を砂だらけにしていた佐藤千理君(5)は「口がしょっぱい。貝殻見つけたよ」とはしゃいでいた。