2013年(平成25年) 8月10日(土)付紙面より
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酒田海洋少年団(鈴木兵一団長)の団員を対象にしたマリンレジャー事故防止の安全指導が6日、酒田市飛鳥のB&G酒田海洋センター内のプールで開かれ、服を着たまま泳ぐ「着衣泳」について知識を深めた。
海や川に転落した際、自分自身の生命を守る技術と知識を習得してもらおうと、酒田海上保安部が同センターの協力で企画。小・中学生の団員13人が参加した。
最初に酒田海保の飯澤英機救難係長が▽落ちたのを目撃したら大人に助けを求める▽落ちた人は慌てない―と呼び掛けた。その後、元巡視船くりこま潜水士の戸村望渉外係長、元海上保安庁特殊救難隊員の佐藤貴則警備救難課専門員の指導で、団員たちは服を着たまま同センタープールに入り、空のペットボトルを持って浮く技術を学んだ。
団員たちは普段から水に親しんでいるとあり、顔を水面から出した状態でプカプカと上手に浮いていた。
2013年(平成25年) 8月10日(土)付紙面より
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庄内町清川地区が生んだ江戸末期の志士・清河八郎(1830―63年)について、子供たちに学んでもらう「清河八郎文武体験子ども塾」が8日、同地区の清川公民館などで行われた。小学生が座禅や剣道の稽古を体験し、八郎が目指した文武両道の精神について考えた。
子ども塾は、清河八郎顕彰会(正木尚文会長)が主催し、町内の小学5、6年生を対象に昨夏初めて開塾した。未来を担う子供たちから、古里が生んだ偉人について人物像や目指したものなどを知ってもらい、自分たちの生活に生かしてもらおうというもの。
今回は立川小学校の5、6年生9人が参加。初めに清川公民館へ集合し、自己紹介や日程説明などを受けた。徒歩で近くの歓喜寺(柳川泰善住職)へ移動して座禅体験。柳川住職から「八郎の親友で剣道場の兄弟子・山岡鉄太郎(鉄舟)は剣道、書、座禅を毎日行っていた」と説明を受けた。
子供たちは正しい姿勢や足の組み方を教えてもらい約20分間、本堂で座禅。遠くのカラスの鳴き声が聞こえるほどの静寂の中、目を閉じて無心に足を組み続けていた。
今回初めて子ども塾に参加した5年生の齋藤綺斗君(11)は「足がしびれたけど、何も考えないで座り続けられた。すっきりした気分」と話していた。午後からは清河八郎記念館で廣田幸記館長の八郎に関する講話を聞き、清川体育館で剣道体験。参加者全員で夕食を作った後、肝試しを行って解散した。