2013年(平成25年) 8月11日(日)付紙面より
ツイート
お盆を前に、鶴岡市大山の上池で10日、墓や仏前にお供えするハスの刈り取り作業が行われた。
刈り取り作業は、上池と下池を管理する「大山上池・下池浮草組合」(門崎一郎会長、組合員42人)が毎年8月10、11の2日間にわたり行っている。小舟に乗った組合員が、ハスの葉で埋め尽くされた池面をかき分けながら刈り取る姿は、同地区の夏の風物詩となっている。門崎会長によると、今年は7月27日ごろに花がぽつぽつと咲き始めた。また、梅雨の時期に池の水を抜いて葉が傷まないよう管理したところ、昨年同様に生育は順調という。
10日は午前7時ごろから組合員4人が「箱舟」と呼ばれる小舟(長さ約4・5メートル)に乗って池に繰り出し、鎌を使って刈り頃の花や葉を手際良く刈り取った。
門崎会長は「ハスをかき分けて小舟を動かすのは大変だが、昔から続く伝統行事。この時期、ハスが欲しいという人もたくさんいる」と話していた。
ハスの花と葉は、地元や酒田市の生花店に卸される。
2013年(平成25年) 8月11日(日)付紙面より
ツイート
お盆を故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが10日、ピークを迎え、庄内地方のJRの各駅や空港などでは、お土産を手にした家族連れなどで混雑した。
JR東日本によると、今年のお盆期間(8―18日)の指定席予約状況で、下りのピークは10日。新潟支社広報室によると、同日の午前8時26分新潟発秋田行きの特急いなほ1号は、新潟発時点で自由席の乗車率180%となった。
この日午前10時20分ごろ、同列車が鶴岡駅に到着すると、大きなお土産の袋を抱えた家族連れなどが次々にホームに降り立った。改札をくぐると、親族が出迎え、孫とみられる幼児を抱いて再会を喜び合う光景も見られた。
JR東日本では、Uターンは13日から18日にかけて徐々に混雑、17日にピークになるとみている。
庄内空港発着の全日空機は、東京発は10日から12日にかけて一部がすでに満席など混雑する見込み。