2013年(平成25年) 8月13日(火)付紙面より
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鶴岡市の市街地を流れる内川で11日、「舟下り体験」が行われ、市内の小学生たちが身近にある川に親しみながら自然や歴史を学んだ。
子供たちから内川の自然に興味を持ってもらうとともに歴史や文化を学んでもらおうと、沿川の町内会や市で組織する「内川を美しくする会」(齋藤四郎会長)が、2002年から毎年この時期に実施している。
12回目の今回は、以前体験した子供たちから寄せられていた「舟にもっと長く乗りたかった」という要望も考慮し、従来の2倍となる同市日枝の坂本橋から同市昭和町の昭和橋上流公園までの約3キロに区間を延長。小学2―6年の児童7人が参加し木製の和舟2隻に分乗して約1時間かけて舟下りを体験した。途中、舟を止めて市観光ガイド協議会のメンバーから内川に架かる橋の由来や歴史などの説明を受け、滑るようにゆったりと進む舟の上から内川の景観と市街地の街並みを見学した。
初めて参加した朝暘五小6年の鈴木麻美さん(11)は「楽しそうだと思って友達と参加した。橋の名前の由来を学ぶことができて良かった。川の流れも速い所や遅い所があることを知ることができた」、両親の実家に帰省して2年連続で参加した宮崎県の小学6年の山場久遠君(11)は「昨年よりコースが長くなり、お父さんの実家の近くを通ることができた。舟から見える景色がいつもと違い、とても楽しかった」とそれぞれ感想を話した。
2013年(平成25年) 8月13日(火)付紙面より
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遊佐町の藤井公民館で11日、「むらづくりを考える夏の花見」が行われた。地元住民ら約40人が参加。公民館そばで、今を盛りと咲き誇るヒマワリを観賞するとともに、昼食を共にしながら3世代が交流した。
遊佐町地域おこし協力隊の発案で昨年度、「1万5000人のひまわりプロジェクト」がスタート。公民館北西の畑64アールでヒマワリを栽培し、「鳥海山麓ゆざ藤井ひまわり畑」と名付けた。本年度はその種約32万粒を「まちづくりの種」として町内に配布。また、公民館そばに約20アールの「鳥海山麓ゆざ藤井第2ひまわり畑」を造って集落民が種をまき、機械に頼らずに育ててきた。
藤井集落を担当する協力隊員の岡部裕三さん(34)=横浜市出身=によると、不順な天候に悩まされながらも行き届いた育成が功を奏し、第2ひまわり畑では大人の背丈ほどに育ったヒマワリ約1万本が満開になった。
そこで、みんなで育てたヒマワリを眺めながら今後のプロジェクトの展開を検討したり、3世代交流のきっかけづくりに役立てようと「夏の花見」を初めて企画。参加を呼び掛けた。集まった住民らは、公民館の庭に椅子を並べるなどして眼下に広がるヒマワリ畑に見入った。
種まきに協力した遊佐小4年の那須翔太君(10)は母親の忍さん(36)、兄で同校6年の優太君(12)と一緒に、ヒマワリを間近で観賞。「こんなにきれいに咲いてうれしい」と話していた。