2013年(平成25年) 8月16日(金)付紙面より
ツイート
南北アメリカ大陸の古代生物や恐竜の化石を紹介する展示会が、鶴岡市の月山あさひ博物村で開かれている。夏休みもあって大勢の親子連れが訪れ、大きな恐竜の化石に見入っている。
同博物村では2010年から毎年、夏休みに合わせたこの時期に恐竜展を行っている。今回は、来年3月に閉館するアマゾン自然館にちなみ南北アメリカ大陸の恐竜時代に焦点を当てて展示している。
会場には古代生物や恐竜の化石、大昔のアマゾンの昆虫や植物の化石、現在のアマゾンに生息する動物の剥製(はくせい)など約300点を展示。メーンは白亜紀後期に生息していたマイアサウラの実物の化石で、東北地方で展示されるのは今回が初めて。子どもたちは、体長8―9メートルほどもあったとされるマイアサウラの化石を驚いた様子で眺めていた。
兵庫県から鶴岡市に帰省中の母親と兄、祖母と共に来た山内晴人君(3)は「恐竜はかっこいい」と楽しそう。鶴岡市から祖父と一緒に遊びに来た朝暘四小6年の飛嶋慶人君(11)は「恐竜は難しい名前ばかりだけど、興味が出てきた」と真剣な表情で見入っていた。
展示は10月14日まで。料金はアマゾン自然館と共通で大人700円、子ども450円、幼児100円。展示期間中の毎週日曜日は「化石のレプリカ作り」と「化石の消しゴム作り」の2種類の体験イベントも行われる。参加費は各300円。問い合わせは道の駅「月山」=電0235(53)3411=へ。
2013年(平成25年) 8月16日(金)付紙面より
ツイート
酒田市中心市街地の大通り商店街で14日、「酒田灯篭(とうろう)まつり」が行われ、川に見立てた商店街歩道に並んだ灯篭のほのかな明かりが訪れた人の目を楽しませ
た。
大通り商店街振興組合(佐々木茂理事長)が2002年から毎年この時期、商店街を川に見立てて行っている。それ以前は市中心部を流れる新井田川で実際に灯篭を流していたが、回収作業に手間が掛かることから現在は商店街に展示する形式を取っている。
アーケード撤去後、初の開催となった今年は、市内一円の園児・児童らが手作りした灯篭約1000個を同商店街東側の歩道に展示した。
午後7時ごろ、灯篭の中のろうそくが一斉に点火されると、覆うものがなくなり、これまでより淡さが際立った「光の川」が出現。日中の蒸し暑さが残る中、浴衣姿などの親子連れらが大勢訪れ、灯篭に描かれた絵を楽しみながら一帯を散策していた。